山梨・甲府市で夫婦が殺害され住宅が放火された事件の裁判で、死刑判決を受けた当時19歳の男の弁護側が控訴したことがわかった。
遠藤裕喜被告は19歳だった2021年、甲府市の夫婦をナイフで刺して殺害し、住宅に放火した罪などに問われている。
甲府地裁は1月、「犯行当時、遠藤被告には完全責任能力があり、当時19歳だったことが死刑を回避すべき決定的事情とは言えない」として死刑を言い渡していた。
遠藤被告の弁護人が1日、判決を不服として東京高裁に控訴したことがわかった。
一方、遠藤被告は裁判で、「控訴はしません」と述べていた。