坂本農水相は、会見で「アフリカ豚熱の侵入リスクがかつてないほど高まっている」と注意を呼びかけた。
「アフリカ豚熱」は、豚やイノシシに感染するウイルス性の伝染病で、有効なワクチンや治療法がなく、致死率が高いのが特徴。
2023年8月に佐賀県で発生した「豚熱」より強いウイルスで、過去に日本での発生例はなく、人には感染しない。
1月、韓国・釜山(プサン)のフェリーターミナル近くで野生のイノシシの感染が確認され、2月10日から始まる春節には旅行者の行き来が活発になり、侵入リスクが非常に高まっている。
坂本農水相は会見で「一度侵入を許すと、わが国の畜産業に壊滅的な被害を生じることになる」と強調し、注意を呼びかけた。