福島県のJR鏡石駅前で、72歳の女が運転する軽自動車が暴走し、大学生の男女2人が死傷した事故。
警察は27日、当時の運転状況などを確認するため、容疑者の女を事故現場に立ち会わせ、実況見分を行った。
ベージュの毛布をまとったヘルメット姿の女が、過失運転致傷の疑いで逮捕・送検された面川秀子容疑者(72)。
この事故は、2月15日にJR鏡石駅前のロータリーで、面川容疑者が運転する軽自動車が時速40km以上のスピードで大学生の男女2人をはねたあと、駅舎に突っ込んだもの。
面川容疑者は、警察の調べに「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と供述している。
27日午前10時から始まった実況見分は、事故直前に車が一時停止をしなかった交差点の手前から行われ、面川容疑者はゆっくりと一時停止線まで歩き、足を止めた。
この事故により、埼玉県の大学1年生・星野友哉さん(19)が死亡。19歳の女子大学生は頭蓋骨骨折などの重傷を負ったが、現在は会話ができるまでに回復しているという。
27日の実況見分で、面川容疑者は「若い方の命を奪ってしまい、大変なことをしてしまった」と話したという。
警察は、27日の実況見分の結果をふまえ、容疑の裏づけを進めている。(「イット!」2月27日放送より)