札幌市厚別区の住宅に落書きをしたとして53歳の男が逮捕されました。この住宅は2023年、札幌・すすきので首を切断したなどとして逮捕された親子3人が当時住んでた家で、男は「事件を起こせば刑務所に行けると思った」と容疑を認めています。(阿部記者)「家のドアの入口に赤いスプレーで大きく文字が書かれています」建造物損壊の疑いで逮捕されたのは、青森県に住む無職の三田輝彦容疑者53歳です。

捜査関係者によると、三田容疑者は2024年2月2日から9日ごろまでの間、札幌市厚別区にある住宅の外壁に塗料を使用して落書きをし、建物を汚損した疑いが持たれています。この家は、札幌市中央区のホテル客室で62歳の男性の首を切断し頭部を持ち去ったとして、殺人などの疑いで逮捕された容疑者ら親子が事件当時住んでいました。警察によると、三田容疑者はインターネットなどで住宅を特定し、ホームセンターで購入したスプレー缶を使い犯行に及び、その後、札幌市中央区のすすきの交番に出頭したということです。そして13日。(阿部記者)「自宅の入口付近には昨日まで大きな赤い落書きがありましたが、きょうそのほとんどが作業員によって除去されました。よく見てみると壁に大きな赤いシミが残っているのが分かります」調べに対して、三田容疑者は「スプレー缶でいたずら書きをしたことは間違いありません。事件を起こせば刑務所に行けると思った」などと容疑を認めているということです。