春を告げるイワシが大漁。取れすぎて困った事態になってます。

13日、新潟県佐渡市の両津湾にある5つの大型定置網にイワシ60トンほどが掛かりました。たった一日で2022年の新潟県の年間漁獲量の3割近くを水揚げしたのです。

佐渡水産物地方卸売市場 木村章平販売係長

「春のイワシは大きいものは脂ののりも良いので、一番は塩焼きでおいしく食べてもらうのも良いと思う」

焼いても良し、刺し身にしても良しのイワシ。しかし、関係者は意外な言葉を口にします。あまりの大漁に処理しきれないというのです。

加茂水産定置網組合 石塚林二郎組合長

「これ以上、(イワシが)来ると放流。処分できないですから、処分するのがやっとでもうけはなし、赤字。大漁貧乏です」

イワシの一部は養殖魚の餌(えさ)として島外へ出荷されたということです。