過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー・桐島聡容疑者と名乗った男がおととい(29日)、入院先の病院で死亡しましたが、先ほど男の遺体が病院から搬出され、神奈川県内の警察署に移されたことがわかりました。
捜査関係者によりますと、桐島聡容疑者(70)とみられる男は末期の胃がんを患い、今月中旬、「内田洋」の名前で、神奈川県鎌倉市内にある病院に入院していましたが、おととい死亡しました。
その後の捜査関係者への取材で、桐島容疑者とみられる男の遺体が病院から搬出され、神奈川県内の警察署に移されたことがわかりました。
捜査関係者によりますと、桐島容疑者の親族は男の遺体の引き取りを拒否しているということです。
警視庁は桐島容疑者の複数の親族からDNA型の提供を受け、男のDNA型との照合を慎重に進めていて、男が桐島容疑者と特定された場合、容疑者死亡のまま書類送検する方針です。