人種や肌の色など外見を理由に警察官から職務質問を受ける「レイシャル・プロファイリング」について、「差別的で違法だ」として、外国にルーツがある3人が国などを相手取り損害賠償を求める訴えを起こしました。
外国にルーツがある20代から50代の男性3人は「外見などを理由に繰り返し差別的な職務質問を受けた」と訴えていて、国と東京都、愛知県に対し合わせて990万円の損害賠償などを求めて東京地裁に提訴しました。
パキスタン生まれ13歳で日本国籍取得した原告「職務質問に関しては、外国人=犯罪をしているというイメージがまず大きくあるのではないか。(職務質問が)10回以上となってくると、さすがに僕なにか悪いことをしたのかなと疑問をもつのは恐らくみなさん一緒」
人種や肌の色などを理由に職務質問や取り調べを行うことは「レイシャル・プロファイリング」と呼ばれています。
弁護団によると、「レイシャル・プロファイリング」の運用について違法性を争う裁判は日本で初めてとみられています。