過激派「東アジア反日武装戦線」メンバー、桐島聡容疑者と名乗り、きょう入院先の病院で死亡した男の潜伏中の写真を入手しました。
これは2012年9月に撮影された写真です。
捜査関係者などによりますと、桐島聡容疑者(70)とみられる男は、「内田洋」の名前で数十年間にわたり藤沢市内の工務店で住み込みで働きながら潜伏していたとみられています。
この写真が撮影された時には58歳だったとみられていて、髭を生やし、手配写真よりもふっくらした印象です。
「内田洋」名乗る男の知人「『うっちー』という名で、みんな親しくしていた。イベントとかライブがあったりすると、盛り上げたりとか、音楽がすごく好きな人。静かに飲んで時々音楽に合わせて軽く踊ったりとか」
桐島容疑者は広島県の出身ですが、内田と名乗っていた男は、周囲に対し隣接県の「岡山県出身だ」と話していたということです。
警視庁は、桐島容疑者の複数の親族からDNA型の提供を受けて、男のDNA型との照合を慎重に進めています。
警視庁は、桐島容疑者と特定された場合、容疑者死亡のまま書類送検する方針です。