能登半島地震の死者が206人に上っています。この中の8人が、災害関連死であることが分かりました。
41人の安否不明者がいる輪島市。朝市通りでは、大雨警報が出るなか、大規模捜索が行われました。
石川県内の死者数は206人、52人の安否が分かっていません。
震度6強を観測した珠洲市。倒壊した住宅もいまだ、手つかずの状態です。
地震直後、津波に襲われた街には、津波で押し流されたと見られる家財道具などが多く残っています。そして、車が津波によって押し流されたのでしょうか、岩に乗り上げるような形になっています。
高台から津波の瞬間を捉えた映像です。撮影したのは、この家に住む舟木茂則さん(68)です。
飼っている2匹のネコは無事だったといいますが、玄関先には津波の跡が残ってます。ひざ上ぐらいまで津波が上がってきたことが分かります。
地震発生当初、舟木さんは津波が来るとは思っていませんでした。
それでも、万一に備えて高台に避難したところ、本当に津波が来たのです。
能登半島の最先端にある須須神社。氏子総代を務める辻一さん(68)は、津波がおさまってから家に戻ろうとしましたが…。
住宅に突っ込んだ津波で押し流された車。寺家地区は、壊滅的な被害が出ました。
発生当初、この地域の避難所には100人が身を寄せました。避難所だけでは足りないため、近くのビニールハウスでも寝泊まりしたといいます。幸いにも、寺家地区で犠牲者はいませんでした。
津波は、辻さんの娘夫婦が新築したばかりの家を襲いました。

辻さんの娘夫婦は大工の夫、1歳半の子どもとの3人家族です。新居は大工の娘婿が、自ら12月に建てたばかりでした。津波の後、娘夫婦は…。
娘夫婦は珠洲市の中心に住んでいましたが、辻さんのすすめでこの土地に新居を構え、楽しい生活を送るはずでした。
現在、妊娠中の娘は臨月のため、金沢市の病院に入院しています。
珠洲市の正院小学校では、高齢者を中心に現在も200人以上が避難生活送っています。プライベートがない生活が10日も続き、精神状態はもはや限界寸前です。
そんななか、子どもたちの“ある取り組み”が癒しのひとつとなっています。
避難所に身を寄せる小中学生の子どもたちが作った「壁新聞」。出された炊き出しの人気メニューのアンケート結果や、エコノミークラス症候群の予防のための体操をイラストで紹介しています。
被災地へ様々な支援が進むなか、SNSに投稿された“ある支援”の様子が注目されました。
震災発生の翌日2日、石川県輪島市門前町で撮影された映像。映っていたのは“長崎ナンバーで支援にあたる車両”です。
長崎の泉川病院が独自に結成した災害医療派遣チームは、地震発生の2時間半後に地元を出発。翌日から3日間、輪島市の市街地からおよそ20キロ離れた、門前町で支援活動にあたりました。
チームを率い、支援活動にあたった医師は、次のように話します。
避難所での医療活動のほかに、院長らは持参した機材を使って、崩れた建物内で安否不明者を捜索する活動も行いました。
連日、安否不明者の捜索活動が進められるなか、石川県のこれまでの死者は206人。そのうち8人が「災害関連死」であることが分かりました。
能登町の避難所では10日夜、86歳の男性が心肺停止の状態で発見されました。その後、病院に緊急搬送されましたが、死亡が確認されました。
終わりの見えない避難生活。一体いつまで続くのか、不安は募るばかりです。
(「グッド!モーニング」2024年1月11日放送分より)
【ドラえもん募金】令和6年能登半島地震による被災者支援