JRの発表に市民が“怒り”。JR東日本千葉支社が、2024年3月のダイヤ改正で京葉線の朝と夕方以降の通勤快速と快速を廃止にすると発表し、波紋が広がっている。
JR京葉線は、東京駅と蘇我駅をつなぎ、東京ディズニーリゾート最寄りの舞浜駅があることでも知られる。蘇我駅から通勤快速に乗った場合、東京駅への所要時間は約40分。一方、各駅停車では約1時間と、20分程伸びてしまう。
通勤で往復したとすると最大40分も長くなることに、市民からは「東京駅に行くまでかなり時間がかかるので不便を感じる(30代女性)」「出勤時間も変わるだろうし、不便じゃないかなとは思う(40代女性)」といった声が聞かれた。
蘇我駅は多くの人が都内への通勤で使っていて、1日の利用客は5万8000人に上る。近くには野外音楽フェスの会場となるスポーツ公園もある。
「これはひどい…千葉市民なめられている」「ただでさえ遠いのに都内に引っ越すしかない…」。SNSでは、千葉市民にとって“死活問題”との声があがっている。
また、神谷俊一千葉市長もSNSで「市として変更のメリットは見出しにくく『極端な』変更だと感じています」と指摘した。
ダイヤ改正の理由についてJR東日本千葉支社は、通勤快速や快速は混雑が激しくなっていることから、一部の列車に集中しないようにすることで混雑の平準化を図りたいとしている。(「イット!」12月21日放送より)