ラブホテルを利用するのは、恋人同士や夫婦に限らない。不倫や肉体関係のみという人もいる。 そんなラブホで「しくじった」と話すのは、都内で複数の会社を経営している村上将司さん(37歳・仮名)。先日ラブホの従業員の“ある一言”がキッカケで本命の彼女にフラれる寸前までいったそうだ。いったい何があったのか。
◆本命の彼女とは別に7人の相手と肉体関係 「29歳の彼女と婚約中というか、まあ、ちょうどいい年齢なんで結婚を視野に入れて交際しています。ただ、じつはほかにも遊んでいる子が複数いまして……」 なんと村上さんは本命の彼女のほかに、肉体関係のみの相手が7人いるという。 「7人。うん、もっといるかな? 全員としょっちゅう会うわけじゃないので、なんとかなるというか」 確かに、整った顔立ちに高身長で細マッチョ。モテるのはわかる。 「デートは定番のコースが決まってるんです。多い子でも月に1回か2回、某繁華街で焼き肉か鉄板焼きを食べたら、すこしラグジュアリーなラブホ直行っていう。
彼女たちもわきまえているので、正式に付き合おうとか面倒くさいことは一切いいませんし、いわせないようにタクシー代の名目で毎回2~3万円あげているので。パパ活と思っているのかもしれませんけど(笑)」
◆行きつけのラブホに行くことに… 彼女とのデートは真逆。都内の繁華街に行くこともなく、基本的には彼女の住んでいる横浜で過ごし、連休があれば旅行に出かける。 「もしも夜遊び仲間に会ったら嫌だし。だけど、先月は珍しく『新宿で遊びたい』と彼女が言い出したんです」 新宿は村上さんがふだんよく遊んでいる繁華街なので気乗りしない。そこで、違う場所を提案したというが「なんでダメなの? 浮気してる?」と疑い出したそうだ。 「新宿で遊ぶのを承諾するしかなくて。ご飯は接待で使っている寿司屋に行って、そのままタクシーで横浜に向かおうとしたら、少し酔った彼女が急に『キャバクラに行ってみたい!』とか言い出したんです。寿司屋で日本酒を飲ませて、すぐに帰ろうという作戦だったのですが、すべて崩れてしまいましたね……」 どうしても行きたい!という彼女を抑えられず、キャバクラに行った2人。村上さんは店につく前に、指名キャバ嬢にLINEで『本命と行くから接待でしか使っていないって上手く言って!』と指示を出した。 「いちばん頭がいい子の店に行ったので正解でした。うまく僕のことも彼女のことも持ち上げてくれて、嬉しそうにしていました。テンションあがってシャンパンを何本も入れて、いつもより会計が高かったです(汗)」 閉店時間には彼女はベロベロ。さすがにタクシーで帰るのは無理だろうと思い、宿泊することにした。 「ここで僕もケチらずいいホテルに泊まればよかったのに、もう酔っ払ってるから面倒くさくて、いつも別の子と行くラブホをチョイスしちゃったんです。それが裏目に出ましたね」

村上さんは必死に彼女をなだめて“人違い” で通したというが……。 「通りました!『お前が挨拶するから、誰か常連と間違えたんじゃない?』『普通、店の人って挨拶されたらきてくれたことあるって思うじゃん』と。とにかく目をまっすぐ見て、真剣にいいました。内心ビクビクでしたけど」
◆本命彼女とはもう二度とラブホには行かない
しかし、なぜ従業員はそんな挨拶をしたのかというと「そっくりなんです」と、村上さんはバツが悪そうにいう。 「お気に入りの相手と本命の彼女が、顔も雰囲気もソックリなんです。タイプなんですよ。本命の彼女には頼めないことも頼みやすい……って、話が逸れましたが(笑)。僕の親友も『間違えそう』といってました」 しばらくの間、疑いの目で見られていたという村上さん。この事件以降、本命とは、どんな状況でも「もう二度とラブホには行かない」と心に誓った。
<取材・文/吉沢さりぃ>
―[ラブホの珍ハプニング]―