千葉県警は20日、小規模住居型養育施設「ファミリーホーム」の職員で県内在住の男(44)を監護者わいせつ容疑で逮捕した。
ファミリーホームは児童福祉法に基づく施設で、里親経験のある夫婦らが自らの家庭に子どもを受け入れて養育する。男は、親族が運営するファミリーホームの職員だという。
発表によると、男は6~8月頃、県内のファミリーホームで、里子の18歳未満の少女にクリームのようなものを塗るなどのわいせつ行為をした疑い。「手のひらで直接触れ、全身に保湿クリームを塗った。複数回やった」と容疑を認めているという。
児童相談所から11月14日、「里親の施設になじめない少女を一時保護した。『全身にクリームを塗られた』と話している」と県警に通報があった。このファミリーホームには10歳代の少女数人が暮らしており、被害に遭った少女は約5年前から住んでいた。県警は余罪があるとみて調べている。