長距離バスの中には、通常では見たり立ち入ることのできない「仮眠室」という空間が存在するといいます。 この仮眠室は一体どこに設けられていて、どのように使用されるのでしょうか。
バスの運転手には、1日のうちに運転できる距離など安全のための「運行規定」が定められており、「東京-大阪間」のような長距離を移動する際には、連続運転時間を“おおむね2時間”といったかたちで設定しています。
【画像】「えっ…!」 これが「謎の小部屋」の内部です!(30枚) そのため、長距離を移動するバスでは乗務員2名で交代しながら運転する「ツーマン運行」という方法を用いて、片方の運転手が運転する間はもうひとりが待機するという「2時間交代」体制で運用しているのです。 つまり運転手は2時間サイクルで運転と仮眠(休憩)を繰り返しており、その仮眠時に利用されるのが先述した仮眠室となります。 この仮眠室は基本的に客席の床下に設けられていて、その位置は車両によって異なりますが、多くの場合はトランクなどを搭載する荷室の隣に存在しています。 また、仮眠室への移動は車外と車内の両方から入ることができる場合がほとんどですが、入口が外側片方のみという車両も。 仮眠室の内部には、仮眠用のマットレスや布団、コンセント、照明、空調設備、荷物置き場、運転席と連絡が取るためのインターホンなどが備え付けられていて、大人ひとりが就寝可能な1畳ほどの広さが確保されています。 天井の高さは車両によって異なり、「寝返りができる程度」という低い天井の仮眠室もあるようです。 ここで気になるのがその「快適さ」。 通常では見ることができず、床下に隠されていることからまるで「秘密基地」のような仮眠室ですが、しっかりと睡眠を取ったり、休憩することはできるのでしょうか。 これについて元長距離バスの乗員スタッフに話を聞いたところ、「仮眠室のタイプによって広さや天井の高さはバラバラですが、足をしっかり伸ばして横になれるようになっているので、問題なく休めます。ただ、ロードノイズやエンジン音は避けられないため、慣れるまでは気になったという人はいました」とのこと。 バス会社側も、乗員に安全に運転してもらえるよう仮眠室の快適さや設備には配慮しているそうですが、何事も慣れるまでは大変なのかもしれません。※ ※ ※ このように、長距離バスに設置されている仮眠室は、普段は見ることができないスペースなので「知らなかった!」という人がいるでしょう。 長距離バスを利用した際、乗員交代のタイミングで仮眠室の様子を垣間見ることができればラッキーかもしれませんね。
そのため、長距離を移動するバスでは乗務員2名で交代しながら運転する「ツーマン運行」という方法を用いて、片方の運転手が運転する間はもうひとりが待機するという「2時間交代」体制で運用しているのです。
つまり運転手は2時間サイクルで運転と仮眠(休憩)を繰り返しており、その仮眠時に利用されるのが先述した仮眠室となります。
この仮眠室は基本的に客席の床下に設けられていて、その位置は車両によって異なりますが、多くの場合はトランクなどを搭載する荷室の隣に存在しています。
また、仮眠室への移動は車外と車内の両方から入ることができる場合がほとんどですが、入口が外側片方のみという車両も。
仮眠室の内部には、仮眠用のマットレスや布団、コンセント、照明、空調設備、荷物置き場、運転席と連絡が取るためのインターホンなどが備え付けられていて、大人ひとりが就寝可能な1畳ほどの広さが確保されています。
天井の高さは車両によって異なり、「寝返りができる程度」という低い天井の仮眠室もあるようです。
ここで気になるのがその「快適さ」。
通常では見ることができず、床下に隠されていることからまるで「秘密基地」のような仮眠室ですが、しっかりと睡眠を取ったり、休憩することはできるのでしょうか。
これについて元長距離バスの乗員スタッフに話を聞いたところ、「仮眠室のタイプによって広さや天井の高さはバラバラですが、足をしっかり伸ばして横になれるようになっているので、問題なく休めます。ただ、ロードノイズやエンジン音は避けられないため、慣れるまでは気になったという人はいました」とのこと。
バス会社側も、乗員に安全に運転してもらえるよう仮眠室の快適さや設備には配慮しているそうですが、何事も慣れるまでは大変なのかもしれません。
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このように、長距離バスに設置されている仮眠室は、普段は見ることができないスペースなので「知らなかった!」という人がいるでしょう。
長距離バスを利用した際、乗員交代のタイミングで仮眠室の様子を垣間見ることができればラッキーかもしれませんね。