高島屋がオンラインで販売したクリスマスケーキを購入した人たちからSNS等で、ケーキが崩れていたとの報告が相次ぎ、騒動となった。高島屋は公式オンラインサイトで謝罪。ケーキは5400円で、返金などを含め対応を進めている。原因はまだ分かっていない。
23日からSNSではケーキが崩れたと画像付きの投稿がアップされていた。高島屋は「多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、購入客に対して連絡をしているところだという。
クリスマスという特別な日に用意したケーキがグシャリと崩れていたのではガッカリするのも無理はない。SNSでは「通販じゃなく店頭で購入するのが一番確実」「クリスマスだから意味があるのに」「ひどい状態だったの本当にかわいそう」と多くの反応があった。
なかには2010年末のスカスカおせち騒動を思い出した人もいた。このときは正月用におせちの宅配を注文した客らが、広告の写真と実際に届いたおせちが違うと訴えたのだ。出回った画像は料理の量が見本とまったく違い、見た目も貧相でとてもおせちには見えないものだった。後日、製造元には行政による立ち入り検査が行われるなど大騒動になった。
当時の事情を知るライターは「この時はおせち代の返金と5000円分の品を送ることで対応したといいます。今回のケーキでも同じような対応になるのではないでしょうか。慰謝料を求めて訴訟まですると費用の方がかかってしまいそうです」と指摘した。
クリスマスケーキもおせちもその時期だからこそのもの。過去に同様のことはなかったというが、再発防止が望まれる。