愛知県警岡崎署(同県岡崎市)の留置場で2022年12月に勾留中の男性(当時43歳)が死亡した事件で、県警幹部は1日午前、検証結果の公表を前に男性の父親(72)と面会した。父親は報道陣の取材に「全然納得できん」と話し、県警の対応に不満を示した。
【イメージ図】男性はどのように身体拘束されたのか 県警の加藤久幸監察官室長ら4人が、愛知県新城市に住む父親の自宅を訪れた。事件後に県警関係者が自宅を訪問するのは初めてで、遺影に手を合わせて「申し訳ありませんでした」と頭を下げたという。

父親によると、検証結果の報告を受ける際は数日前に連絡するよう求めていたが、前日の連絡だったため「約束が違う」として、詳細について聞くことを拒んだ。この日は結果の概要を記した文書数枚を受け取っただけで、加藤室長らは改めて報告の機会を設けることを望んだという。 父親は「報告を聞いても息子が帰ってこない。全然納得できん」と怒りをあらわにし、帰り際に室長が求めた握手も拒否した。【藤顕一郎、塚本紘平】
県警の加藤久幸監察官室長ら4人が、愛知県新城市に住む父親の自宅を訪れた。事件後に県警関係者が自宅を訪問するのは初めてで、遺影に手を合わせて「申し訳ありませんでした」と頭を下げたという。
父親によると、検証結果の報告を受ける際は数日前に連絡するよう求めていたが、前日の連絡だったため「約束が違う」として、詳細について聞くことを拒んだ。この日は結果の概要を記した文書数枚を受け取っただけで、加藤室長らは改めて報告の機会を設けることを望んだという。
父親は「報告を聞いても息子が帰ってこない。全然納得できん」と怒りをあらわにし、帰り際に室長が求めた握手も拒否した。【藤顕一郎、塚本紘平】