東京都江戸川区の会社員野本結梨香さん=当時(18)=の遺体が山梨県の山林で見つかった事件で、野本さんと、交際相手の渥美遼馬容疑者(31)が知り合ったのは、今年に入ってからだったことが1日、捜査関係者への取材で分かった。
その後、2人は交際するようになったといい、警視庁捜査1課は、遺体が遺棄された経緯を詳しく調べる。
捜査関係者によると、野本さんは都内の高校を卒業後、今春から江戸川区内の介護施設で働いていた。防水工として働く渥美容疑者と今年に入って知り合い、交際するようになった。
野本さんは6月6日、介護施設で勤務後、上司2人と飲食店で会食した。翌7日は勤務を終えて帰宅後に家族と食事をし、午後7時ごろ、誰かからメッセージを受け取った様子でバッグを持って外出。その後、行方が分からなくなった。
同8日には、野本さんの携帯電話から職場の上司に宛てて、「仕事を休みます」とのメッセージが送られていた。
渥美容疑者の親族によると、同容疑者は4月ごろ、「18歳の子と知り合った」と話していたという。
別の横領事件で逮捕されていた渥美容疑者は今月1日、高校時代の同級生で会社員の堀俊哉容疑者(30)と共謀し、野本さんの遺体を6月に山梨県小菅村に遺棄したとして再逮捕された。