大阪府松原市の府道で3日未明、車に追突されたミニバイク同乗の女子中学生(15)が重傷を負ったひき逃げ事件で、大阪府警松原署は4日までに、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)や道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、大阪府東大阪市の自営業、向井和樹容疑者(28)を逮捕した。
「怖くなって逃げた」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は3日午前4時半ごろ、大阪府松原市大堀の府道「大阪中央環状線」で軽貨物乗用車を運転し、ミニバイクに追突。堺市西区の女子中学生(15)にけがをさせたまま、現場から逃走したとしている。事故で転倒した女子中学生は右耳を一部失い、鎖骨や腰の骨を折るなどの重傷。
ミニバイクを運転していた塗装業の少年(15)=堺市北区=は、道交法違反(無免許運転)の疑いがあり、同署が調べを進めている。
同署によると、現場は片側2車線の直線道路。ミニバイクは当時直進し、少年は「いきなり後ろから車がぶつかってきた」と説明したという。