NTTドコモの「dポイント」を不正に取得したとして、元ドコモショップ店員の女が11月、北海道警に逮捕された。
機種変更のために来店した客からスマートフォンを預かり、聞き出したパスワードを入力して操作。7月以降、40回にわたって計40万円分のポイントを自分のアカウントに送信していたとみられる。
電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕されたのは、元ドコモショップ店員の女(22)(北海道浦河町)。発表によると、女は9月、勤務していたドコモショップで来店客のスマホからdポイント2万4000円分を自身のアカウントに送信した疑い。「思いだせません」と容疑を否認している。
捜査関係者によると、女は機種変更を希望する客に対応した際、パスワードを確認。スマホを預かると、客が目を離した間に聞き出した情報を入力し、dポイントを送信していたという。
客の一人が覚えのない送信履歴に気付いて発覚した。その後の調べで、女が不正送信を繰り返していた疑いが判明。道警は9月に別の2人から計3万3000円分のポイントを不正に送信したとして、5日にも同容疑で再逮捕する方針だ。