小・中学校の給食で出された「せんべい汁」の食材から、通称・カビ毒と言われるデオキシニバレノールが検出されたとして、上越市や三条市、弥彦村が「せんべい汁」を食べた学校の児童や生徒の調査を行いました。調査の結果、上越市や三条市では体調不良を訴えた児童、生徒はいませんでした。弥彦村では下痢症状の報告がありましたが給食との因果関係はわかっていません。上越市教育委員会によりますと12月1日、食材を納入する「新潟県学校給食会」から、「食材の製造元から上越市に納入した給食の食材の原料から基準値を超えるデオキシニバレノールが検出され食材が自主回収の対象になっていると連絡があった」と報告がありました。

給食の食材で使われていたのは、岩手県の志賀煎餅が製造する「南部小麦かやき煎餅 割れ 」です。上越市では、日本各地の郷土料理を給食で味わう取り組みを行っていてそのメニューとして選定された「せんべい汁」が、11月17日に市内の中学校8校(2776食)と、11月24日に小学校26校(6671食)でそれぞれ1日限りで提供されていました。1人あたり8~10グラム程度使用されていたということですが、給食を食べた児童、生徒を調べたところ、体調不良を訴えた人はいませんでした。また12月5日までに健康被害は確認されていないということです。三条市では、11月7日に同じ食材を使った「せんべい汁」が市内の義務教育学校で約800食提供されましたが、12月6日時点で給食を食べた児童、生徒に健康被害は確認されていません。一方、同じ食材を使った弥彦村でも、11月24日に村内の弥彦小学校と弥彦中学校の2校で計およそ600食の「せんべい汁」が給食で提供されていました。給食を食べた翌日から下痢症状が数日間続いたという児童の報告が1件あったということですが、給食との因果関係については不明です。食材を納入した新潟県学校給食会によりますと同じ食材を納入したのは県内3市村ですがこれまでに被害などの連絡はないといいます。県によりますと、通称・カビ毒と言われるデオキシニバレノールは、食品を通じ摂取した場合、吐き気やおう吐、食欲不振、下痢などの症状がみられるということですが健康に悪影響が生じる可能性は低いといわれているということです。(6日午後7時更新)
小・中学校の給食で出された「せんべい汁」の食材から、通称・カビ毒と言われるデオキシニバレノールが検出されたとして、上越市や三条市、弥彦村が「せんべい汁」を食べた学校の児童や生徒の調査を行いました。調査の結果、上越市や三条市では体調不良を訴えた児童、生徒はいませんでした。弥彦村では下痢症状の報告がありましたが給食との因果関係はわかっていません。
上越市教育委員会によりますと12月1日、食材を納入する「新潟県学校給食会」から、「食材の製造元から上越市に納入した給食の食材の原料から基準値を超えるデオキシニバレノールが検出され食材が自主回収の対象になっていると連絡があった」と報告がありました。
給食の食材で使われていたのは、岩手県の志賀煎餅が製造する「南部小麦かやき煎餅 割れ 」です。上越市では、日本各地の郷土料理を給食で味わう取り組みを行っていてそのメニューとして選定された「せんべい汁」が、11月17日に市内の中学校8校(2776食)と、11月24日に小学校26校(6671食)でそれぞれ1日限りで提供されていました。1人あたり8~10グラム程度使用されていたということですが、給食を食べた児童、生徒を調べたところ、体調不良を訴えた人はいませんでした。また12月5日までに健康被害は確認されていないということです。
三条市では、11月7日に同じ食材を使った「せんべい汁」が市内の義務教育学校で約800食提供されましたが、12月6日時点で給食を食べた児童、生徒に健康被害は確認されていません。
一方、同じ食材を使った弥彦村でも、11月24日に村内の弥彦小学校と弥彦中学校の2校で計およそ600食の「せんべい汁」が給食で提供されていました。給食を食べた翌日から下痢症状が数日間続いたという児童の報告が1件あったということですが、給食との因果関係については不明です。
食材を納入した新潟県学校給食会によりますと同じ食材を納入したのは県内3市村ですがこれまでに被害などの連絡はないといいます。
県によりますと、通称・カビ毒と言われるデオキシニバレノールは、食品を通じ摂取した場合、吐き気やおう吐、食欲不振、下痢などの症状がみられるということですが健康に悪影響が生じる可能性は低いといわれているということです。