JR東日本は8日、中央・総武線の5か所の信号機で、適切な速度まで減速できない状態になっていたと発表した。
カーブの影響で信号機の確認が遅れることなどが原因で、走行速度によっては所定のブレーキ操作をしても減速が間に合わない可能性があった。JR東によると、これまで事故は起きていないという。
JR東は運転士に注意喚起するとともに、必要な改修を行う。今後、数か月かけて中央・総武線以外の管内のすべての信号機についても不備がないか確認を進める。
JR東によると、西船橋駅構内(千葉県船橋市)や大久保駅構内(東京都新宿区)、東京都杉並区の高円寺―阿佐ヶ谷間など5か所。11月13日に遅延を回復するため、制限速度の範囲内で、通常より速度を上げて運転中、西船橋駅構内で所定の速度まで減速できなかったことから発覚。中央・総武線全線の信号機を調査した。