広島県警の元巡査部長の40代男性が20日、県庁で記者会見し、福山市内の警察署に勤務していた2019年度、上司からカラ出張を強要されたと告発した。元巡査部長は22年3月に退職後、自分が受け取った旅費を県警に返還することや、関係書類の開示を求めているが、県警側はいずれも拒否しているという。
「なぜ警察官に?」26歳巡査長が口ごもった理由19年から計6回 元巡査部長は07年に警察官となり、主に公安部門で勤務した。福山市内の警察署警備課に在籍していた19年6月~20年3月ごろ、上司から命じられ、実際には行っていない出張の経費精算を計6回したと主張している。出張にあたる期間は発覚防止のため、外出せず自宅待機するよう命じられ、不正を指摘しても聞き入れられなかったという。

21年2月、県警監察官室にカラ出張に関する匿名の投書があり、元巡査部長も現在、県警の取り調べを受けているという。一方、元巡査部長は、自分の実態のない出張の経費処理などを把握するため、22年9月以降、県警に関係書類の情報公開請求をしたが拒否され、現在、県公安委員会に審査請求している。 会見で元巡査部長は「娘から『警察官が悪いことをしたらおしまいだ』と言われ、告発に踏み切った。後輩たちが私のような思いをしないようにしてほしい」と訴えた。 県警監察官室の島谷健治次席は「会見内容を承知しておらず、コメントする立場にない。出張にかかる不正な経費の請求があったという情報は得ており、現在調査、捜査中だ」と話している。【中村清雅】
19年から計6回
元巡査部長は07年に警察官となり、主に公安部門で勤務した。福山市内の警察署警備課に在籍していた19年6月~20年3月ごろ、上司から命じられ、実際には行っていない出張の経費精算を計6回したと主張している。出張にあたる期間は発覚防止のため、外出せず自宅待機するよう命じられ、不正を指摘しても聞き入れられなかったという。
21年2月、県警監察官室にカラ出張に関する匿名の投書があり、元巡査部長も現在、県警の取り調べを受けているという。一方、元巡査部長は、自分の実態のない出張の経費処理などを把握するため、22年9月以降、県警に関係書類の情報公開請求をしたが拒否され、現在、県公安委員会に審査請求している。
会見で元巡査部長は「娘から『警察官が悪いことをしたらおしまいだ』と言われ、告発に踏み切った。後輩たちが私のような思いをしないようにしてほしい」と訴えた。
県警監察官室の島谷健治次席は「会見内容を承知しておらず、コメントする立場にない。出張にかかる不正な経費の請求があったという情報は得ており、現在調査、捜査中だ」と話している。【中村清雅】