川崎市は24日、女性につきまとい行為をしたとして、警視庁からストーカー規制法に基づく警告を受けた市財政局の男性課長(53)を、停職1か月の懲戒処分にした。
発表によると、男性課長は東京都内に住む年下の女性職員の自宅外観を撮影するなどしていたが、2021年4月頃からは、女性の出退勤時に後をつけてつきまとい、後ろ姿の写真を撮るなどの行為を繰り返した。
今年8月5日、つきまとわれていることに気づいた女性が地元の警察署に上申書を提出。同日の署員の調べに対し、男性課長はつきまとい等の事実を認め、口頭での警告を受けた。同8日には女性が警告申出書を提出し、同法に基づく警告が同25日に行われた。
男性課長は市に事実を認め、市は「公務に対する信用を失墜させた」と懲戒処分を決めた。つきまとい行為は100回近く、盗撮した写真も100枚を超えるといい、動機については「見守っていたいという思いから好意を持ち、被害女性への興味が抑えられなくなった」などと話しているという。