日大アメフト部をめぐる違法薬物事件で、警視庁がきょう、新たに3年生の男子部員を逮捕しました。この事件では3人目の逮捕者です。
麻薬特例法違反の疑いで逮捕されたのは、日本大学アメリカンフットボール部の3年生の男子部員・藤津凜人容疑者(21)です。
藤津容疑者は今年、都内で薬物の売人をしている友人から大麻と認識したうえで、大麻などを2回譲り受けた疑いがもたれています。
警視庁によりますと、藤津容疑者は当時、東京・中野区の寮に住んでいて、2回のうち1回は無償で譲り受け、もう1回は購入したということで、売人や関係者のスマートフォンの解析などから逮捕に至りました。警視庁は、藤津容疑者の認否を明らかにしていません。
日大アメフト部をめぐっては、警視庁は今年8月3日に寮を家宅捜索し、寮の部屋で乾燥大麻と覚醒剤を所持したとして別の3年生の男子部員を逮捕。この男子部員はその後、麻薬取締法違反の罪で起訴されました。
警視庁はさらに、8月22日の2度目の家宅捜索を経て、先月、4年生の男子部員も逮捕し、男子部員はその後、麻薬特例法違反の罪で略式起訴され罰金30万円を納付しています。