10月31日午後1時10分ごろ、埼玉県戸田市の戸田中央総合病院の前で「爆発のような大きな音がした」と110番通報があり、40代の医師と60代の患者の男性2人がけがを負った。2人に発砲したとみられる男は拳銃のような物を持ってバイクで逃走し、蕨郵便局で職員を人質に籠城している。 診察室の方から「誰か、誰か~」という叫び声が聞こえたんです 午後2時15分ごろ、蕨郵便局から「拳銃を持った男が来ている」と110番通報があった。男は職員を人質に同郵便局に籠城。埼玉県警の要請を受けて警視庁捜査1課特殊班(SIT)が出動した。

同1時ごろにはJ R埼京線戸田駅近くの木造アパートから出火する火事があり、同市消防本部が約2時間後に消し止め、逃げ遅れやけが人はなかった。アパートは蕨郵便局に籠城している男の自宅とみられ、埼玉県警捜査1課は火災と発砲、立てこもりを一連の事件とみて捜査している。 蕨郵便局には20代と30代の女性職員2人が取り残されていたが、午後7時10分すぎにはこのうちの20代職員が歩いて外に出て警察に保護されている。男が説得に応じたもので、この職員にケガはなかった。 籠城男は高齢で黒い野球帽に黒色ジャージの上着、不織布マスクを装着し、弾倉式の自動拳銃らしきものに緑色の紐を通して首からぶら下げている。男はときおり郵便局の入り口付近をうろつきながら、周囲の警察官や報道陣を威嚇するように、拳銃の引き金に指をかけながら何かをつぶやいていた。 発砲事件があった病院(撮影/集英社オンライン) 医師と患者2人が撃たれてけがをした戸田中央総合病院の状況は、さながら地獄絵図のようだったという。通院に訪れていた60代の男性は、緊迫した状況を振り返った。 「午後1時すぎに院内の待合室で診察を待っていたんだけど、診察室の方向から『誰か、誰か~!』という叫び声が聞こえたんです。私がいた1階診察室の待合室は入り組んだ場所にあるので、発砲音や窓ガラスが割れる音も聞こえなかった。 なので救急患者が出たのかなくらいにしか思ってなかったところ、すぐに『頭を下げて窓からすぐに離れてください!』という院内アナウンスが流れて、待合室には一気に緊迫感が漂いました。そこには50人近くの患者がいて『何が起きたんだ?』とみんなが騒然としていると、再び『事件が起きましたので、皆さん外に出ないようにしてください』とアナウンスが流れ、その数分後には私服と制服姿の警察官が十数人、なだれ込むように駆けつけて来ました」 蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
10月31日午後1時10分ごろ、埼玉県戸田市の戸田中央総合病院の前で「爆発のような大きな音がした」と110番通報があり、40代の医師と60代の患者の男性2人がけがを負った。2人に発砲したとみられる男は拳銃のような物を持ってバイクで逃走し、蕨郵便局で職員を人質に籠城している。
診察室の方から「誰か、誰か~」という叫び声が聞こえたんです 午後2時15分ごろ、蕨郵便局から「拳銃を持った男が来ている」と110番通報があった。男は職員を人質に同郵便局に籠城。埼玉県警の要請を受けて警視庁捜査1課特殊班(SIT)が出動した。

同1時ごろにはJ R埼京線戸田駅近くの木造アパートから出火する火事があり、同市消防本部が約2時間後に消し止め、逃げ遅れやけが人はなかった。アパートは蕨郵便局に籠城している男の自宅とみられ、埼玉県警捜査1課は火災と発砲、立てこもりを一連の事件とみて捜査している。 蕨郵便局には20代と30代の女性職員2人が取り残されていたが、午後7時10分すぎにはこのうちの20代職員が歩いて外に出て警察に保護されている。男が説得に応じたもので、この職員にケガはなかった。 籠城男は高齢で黒い野球帽に黒色ジャージの上着、不織布マスクを装着し、弾倉式の自動拳銃らしきものに緑色の紐を通して首からぶら下げている。男はときおり郵便局の入り口付近をうろつきながら、周囲の警察官や報道陣を威嚇するように、拳銃の引き金に指をかけながら何かをつぶやいていた。 発砲事件があった病院(撮影/集英社オンライン) 医師と患者2人が撃たれてけがをした戸田中央総合病院の状況は、さながら地獄絵図のようだったという。通院に訪れていた60代の男性は、緊迫した状況を振り返った。 「午後1時すぎに院内の待合室で診察を待っていたんだけど、診察室の方向から『誰か、誰か~!』という叫び声が聞こえたんです。私がいた1階診察室の待合室は入り組んだ場所にあるので、発砲音や窓ガラスが割れる音も聞こえなかった。 なので救急患者が出たのかなくらいにしか思ってなかったところ、すぐに『頭を下げて窓からすぐに離れてください!』という院内アナウンスが流れて、待合室には一気に緊迫感が漂いました。そこには50人近くの患者がいて『何が起きたんだ?』とみんなが騒然としていると、再び『事件が起きましたので、皆さん外に出ないようにしてください』とアナウンスが流れ、その数分後には私服と制服姿の警察官が十数人、なだれ込むように駆けつけて来ました」 蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
診察室の方から「誰か、誰か~」という叫び声が聞こえたんです 午後2時15分ごろ、蕨郵便局から「拳銃を持った男が来ている」と110番通報があった。男は職員を人質に同郵便局に籠城。埼玉県警の要請を受けて警視庁捜査1課特殊班(SIT)が出動した。

同1時ごろにはJ R埼京線戸田駅近くの木造アパートから出火する火事があり、同市消防本部が約2時間後に消し止め、逃げ遅れやけが人はなかった。アパートは蕨郵便局に籠城している男の自宅とみられ、埼玉県警捜査1課は火災と発砲、立てこもりを一連の事件とみて捜査している。 蕨郵便局には20代と30代の女性職員2人が取り残されていたが、午後7時10分すぎにはこのうちの20代職員が歩いて外に出て警察に保護されている。男が説得に応じたもので、この職員にケガはなかった。 籠城男は高齢で黒い野球帽に黒色ジャージの上着、不織布マスクを装着し、弾倉式の自動拳銃らしきものに緑色の紐を通して首からぶら下げている。男はときおり郵便局の入り口付近をうろつきながら、周囲の警察官や報道陣を威嚇するように、拳銃の引き金に指をかけながら何かをつぶやいていた。 発砲事件があった病院(撮影/集英社オンライン) 医師と患者2人が撃たれてけがをした戸田中央総合病院の状況は、さながら地獄絵図のようだったという。通院に訪れていた60代の男性は、緊迫した状況を振り返った。 「午後1時すぎに院内の待合室で診察を待っていたんだけど、診察室の方向から『誰か、誰か~!』という叫び声が聞こえたんです。私がいた1階診察室の待合室は入り組んだ場所にあるので、発砲音や窓ガラスが割れる音も聞こえなかった。 なので救急患者が出たのかなくらいにしか思ってなかったところ、すぐに『頭を下げて窓からすぐに離れてください!』という院内アナウンスが流れて、待合室には一気に緊迫感が漂いました。そこには50人近くの患者がいて『何が起きたんだ?』とみんなが騒然としていると、再び『事件が起きましたので、皆さん外に出ないようにしてください』とアナウンスが流れ、その数分後には私服と制服姿の警察官が十数人、なだれ込むように駆けつけて来ました」 蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
午後2時15分ごろ、蕨郵便局から「拳銃を持った男が来ている」と110番通報があった。男は職員を人質に同郵便局に籠城。埼玉県警の要請を受けて警視庁捜査1課特殊班(SIT)が出動した。

同1時ごろにはJ R埼京線戸田駅近くの木造アパートから出火する火事があり、同市消防本部が約2時間後に消し止め、逃げ遅れやけが人はなかった。アパートは蕨郵便局に籠城している男の自宅とみられ、埼玉県警捜査1課は火災と発砲、立てこもりを一連の事件とみて捜査している。 蕨郵便局には20代と30代の女性職員2人が取り残されていたが、午後7時10分すぎにはこのうちの20代職員が歩いて外に出て警察に保護されている。男が説得に応じたもので、この職員にケガはなかった。 籠城男は高齢で黒い野球帽に黒色ジャージの上着、不織布マスクを装着し、弾倉式の自動拳銃らしきものに緑色の紐を通して首からぶら下げている。男はときおり郵便局の入り口付近をうろつきながら、周囲の警察官や報道陣を威嚇するように、拳銃の引き金に指をかけながら何かをつぶやいていた。 発砲事件があった病院(撮影/集英社オンライン) 医師と患者2人が撃たれてけがをした戸田中央総合病院の状況は、さながら地獄絵図のようだったという。通院に訪れていた60代の男性は、緊迫した状況を振り返った。 「午後1時すぎに院内の待合室で診察を待っていたんだけど、診察室の方向から『誰か、誰か~!』という叫び声が聞こえたんです。私がいた1階診察室の待合室は入り組んだ場所にあるので、発砲音や窓ガラスが割れる音も聞こえなかった。 なので救急患者が出たのかなくらいにしか思ってなかったところ、すぐに『頭を下げて窓からすぐに離れてください!』という院内アナウンスが流れて、待合室には一気に緊迫感が漂いました。そこには50人近くの患者がいて『何が起きたんだ?』とみんなが騒然としていると、再び『事件が起きましたので、皆さん外に出ないようにしてください』とアナウンスが流れ、その数分後には私服と制服姿の警察官が十数人、なだれ込むように駆けつけて来ました」 蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
午後2時15分ごろ、蕨郵便局から「拳銃を持った男が来ている」と110番通報があった。男は職員を人質に同郵便局に籠城。埼玉県警の要請を受けて警視庁捜査1課特殊班(SIT)が出動した。
同1時ごろにはJ R埼京線戸田駅近くの木造アパートから出火する火事があり、同市消防本部が約2時間後に消し止め、逃げ遅れやけが人はなかった。アパートは蕨郵便局に籠城している男の自宅とみられ、埼玉県警捜査1課は火災と発砲、立てこもりを一連の事件とみて捜査している。 蕨郵便局には20代と30代の女性職員2人が取り残されていたが、午後7時10分すぎにはこのうちの20代職員が歩いて外に出て警察に保護されている。男が説得に応じたもので、この職員にケガはなかった。 籠城男は高齢で黒い野球帽に黒色ジャージの上着、不織布マスクを装着し、弾倉式の自動拳銃らしきものに緑色の紐を通して首からぶら下げている。男はときおり郵便局の入り口付近をうろつきながら、周囲の警察官や報道陣を威嚇するように、拳銃の引き金に指をかけながら何かをつぶやいていた。 発砲事件があった病院(撮影/集英社オンライン) 医師と患者2人が撃たれてけがをした戸田中央総合病院の状況は、さながら地獄絵図のようだったという。通院に訪れていた60代の男性は、緊迫した状況を振り返った。 「午後1時すぎに院内の待合室で診察を待っていたんだけど、診察室の方向から『誰か、誰か~!』という叫び声が聞こえたんです。私がいた1階診察室の待合室は入り組んだ場所にあるので、発砲音や窓ガラスが割れる音も聞こえなかった。 なので救急患者が出たのかなくらいにしか思ってなかったところ、すぐに『頭を下げて窓からすぐに離れてください!』という院内アナウンスが流れて、待合室には一気に緊迫感が漂いました。そこには50人近くの患者がいて『何が起きたんだ?』とみんなが騒然としていると、再び『事件が起きましたので、皆さん外に出ないようにしてください』とアナウンスが流れ、その数分後には私服と制服姿の警察官が十数人、なだれ込むように駆けつけて来ました」 蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
同1時ごろにはJ R埼京線戸田駅近くの木造アパートから出火する火事があり、同市消防本部が約2時間後に消し止め、逃げ遅れやけが人はなかった。アパートは蕨郵便局に籠城している男の自宅とみられ、埼玉県警捜査1課は火災と発砲、立てこもりを一連の事件とみて捜査している。
蕨郵便局には20代と30代の女性職員2人が取り残されていたが、午後7時10分すぎにはこのうちの20代職員が歩いて外に出て警察に保護されている。男が説得に応じたもので、この職員にケガはなかった。 籠城男は高齢で黒い野球帽に黒色ジャージの上着、不織布マスクを装着し、弾倉式の自動拳銃らしきものに緑色の紐を通して首からぶら下げている。男はときおり郵便局の入り口付近をうろつきながら、周囲の警察官や報道陣を威嚇するように、拳銃の引き金に指をかけながら何かをつぶやいていた。 発砲事件があった病院(撮影/集英社オンライン) 医師と患者2人が撃たれてけがをした戸田中央総合病院の状況は、さながら地獄絵図のようだったという。通院に訪れていた60代の男性は、緊迫した状況を振り返った。 「午後1時すぎに院内の待合室で診察を待っていたんだけど、診察室の方向から『誰か、誰か~!』という叫び声が聞こえたんです。私がいた1階診察室の待合室は入り組んだ場所にあるので、発砲音や窓ガラスが割れる音も聞こえなかった。 なので救急患者が出たのかなくらいにしか思ってなかったところ、すぐに『頭を下げて窓からすぐに離れてください!』という院内アナウンスが流れて、待合室には一気に緊迫感が漂いました。そこには50人近くの患者がいて『何が起きたんだ?』とみんなが騒然としていると、再び『事件が起きましたので、皆さん外に出ないようにしてください』とアナウンスが流れ、その数分後には私服と制服姿の警察官が十数人、なだれ込むように駆けつけて来ました」 蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
蕨郵便局には20代と30代の女性職員2人が取り残されていたが、午後7時10分すぎにはこのうちの20代職員が歩いて外に出て警察に保護されている。男が説得に応じたもので、この職員にケガはなかった。
籠城男は高齢で黒い野球帽に黒色ジャージの上着、不織布マスクを装着し、弾倉式の自動拳銃らしきものに緑色の紐を通して首からぶら下げている。男はときおり郵便局の入り口付近をうろつきながら、周囲の警察官や報道陣を威嚇するように、拳銃の引き金に指をかけながら何かをつぶやいていた。 発砲事件があった病院(撮影/集英社オンライン) 医師と患者2人が撃たれてけがをした戸田中央総合病院の状況は、さながら地獄絵図のようだったという。通院に訪れていた60代の男性は、緊迫した状況を振り返った。 「午後1時すぎに院内の待合室で診察を待っていたんだけど、診察室の方向から『誰か、誰か~!』という叫び声が聞こえたんです。私がいた1階診察室の待合室は入り組んだ場所にあるので、発砲音や窓ガラスが割れる音も聞こえなかった。 なので救急患者が出たのかなくらいにしか思ってなかったところ、すぐに『頭を下げて窓からすぐに離れてください!』という院内アナウンスが流れて、待合室には一気に緊迫感が漂いました。そこには50人近くの患者がいて『何が起きたんだ?』とみんなが騒然としていると、再び『事件が起きましたので、皆さん外に出ないようにしてください』とアナウンスが流れ、その数分後には私服と制服姿の警察官が十数人、なだれ込むように駆けつけて来ました」 蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
籠城男は高齢で黒い野球帽に黒色ジャージの上着、不織布マスクを装着し、弾倉式の自動拳銃らしきものに緑色の紐を通して首からぶら下げている。男はときおり郵便局の入り口付近をうろつきながら、周囲の警察官や報道陣を威嚇するように、拳銃の引き金に指をかけながら何かをつぶやいていた。
発砲事件があった病院(撮影/集英社オンライン) 医師と患者2人が撃たれてけがをした戸田中央総合病院の状況は、さながら地獄絵図のようだったという。通院に訪れていた60代の男性は、緊迫した状況を振り返った。 「午後1時すぎに院内の待合室で診察を待っていたんだけど、診察室の方向から『誰か、誰か~!』という叫び声が聞こえたんです。私がいた1階診察室の待合室は入り組んだ場所にあるので、発砲音や窓ガラスが割れる音も聞こえなかった。 なので救急患者が出たのかなくらいにしか思ってなかったところ、すぐに『頭を下げて窓からすぐに離れてください!』という院内アナウンスが流れて、待合室には一気に緊迫感が漂いました。そこには50人近くの患者がいて『何が起きたんだ?』とみんなが騒然としていると、再び『事件が起きましたので、皆さん外に出ないようにしてください』とアナウンスが流れ、その数分後には私服と制服姿の警察官が十数人、なだれ込むように駆けつけて来ました」 蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
発砲事件があった病院(撮影/集英社オンライン) 医師と患者2人が撃たれてけがをした戸田中央総合病院の状況は、さながら地獄絵図のようだったという。通院に訪れていた60代の男性は、緊迫した状況を振り返った。 「午後1時すぎに院内の待合室で診察を待っていたんだけど、診察室の方向から『誰か、誰か~!』という叫び声が聞こえたんです。私がいた1階診察室の待合室は入り組んだ場所にあるので、発砲音や窓ガラスが割れる音も聞こえなかった。 なので救急患者が出たのかなくらいにしか思ってなかったところ、すぐに『頭を下げて窓からすぐに離れてください!』という院内アナウンスが流れて、待合室には一気に緊迫感が漂いました。そこには50人近くの患者がいて『何が起きたんだ?』とみんなが騒然としていると、再び『事件が起きましたので、皆さん外に出ないようにしてください』とアナウンスが流れ、その数分後には私服と制服姿の警察官が十数人、なだれ込むように駆けつけて来ました」 蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
発砲事件があった病院(撮影/集英社オンライン)
発砲事件があった病院(撮影/集英社オンライン)

医師と患者2人が撃たれてけがをした戸田中央総合病院の状況は、さながら地獄絵図のようだったという。通院に訪れていた60代の男性は、緊迫した状況を振り返った。 「午後1時すぎに院内の待合室で診察を待っていたんだけど、診察室の方向から『誰か、誰か~!』という叫び声が聞こえたんです。私がいた1階診察室の待合室は入り組んだ場所にあるので、発砲音や窓ガラスが割れる音も聞こえなかった。 なので救急患者が出たのかなくらいにしか思ってなかったところ、すぐに『頭を下げて窓からすぐに離れてください!』という院内アナウンスが流れて、待合室には一気に緊迫感が漂いました。そこには50人近くの患者がいて『何が起きたんだ?』とみんなが騒然としていると、再び『事件が起きましたので、皆さん外に出ないようにしてください』とアナウンスが流れ、その数分後には私服と制服姿の警察官が十数人、なだれ込むように駆けつけて来ました」 蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
医師と患者2人が撃たれてけがをした戸田中央総合病院の状況は、さながら地獄絵図のようだったという。通院に訪れていた60代の男性は、緊迫した状況を振り返った。
「午後1時すぎに院内の待合室で診察を待っていたんだけど、診察室の方向から『誰か、誰か~!』という叫び声が聞こえたんです。私がいた1階診察室の待合室は入り組んだ場所にあるので、発砲音や窓ガラスが割れる音も聞こえなかった。 なので救急患者が出たのかなくらいにしか思ってなかったところ、すぐに『頭を下げて窓からすぐに離れてください!』という院内アナウンスが流れて、待合室には一気に緊迫感が漂いました。そこには50人近くの患者がいて『何が起きたんだ?』とみんなが騒然としていると、再び『事件が起きましたので、皆さん外に出ないようにしてください』とアナウンスが流れ、その数分後には私服と制服姿の警察官が十数人、なだれ込むように駆けつけて来ました」 蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「午後1時すぎに院内の待合室で診察を待っていたんだけど、診察室の方向から『誰か、誰か~!』という叫び声が聞こえたんです。私がいた1階診察室の待合室は入り組んだ場所にあるので、発砲音や窓ガラスが割れる音も聞こえなかった。
なので救急患者が出たのかなくらいにしか思ってなかったところ、すぐに『頭を下げて窓からすぐに離れてください!』という院内アナウンスが流れて、待合室には一気に緊迫感が漂いました。そこには50人近くの患者がいて『何が起きたんだ?』とみんなが騒然としていると、再び『事件が起きましたので、皆さん外に出ないようにしてください』とアナウンスが流れ、その数分後には私服と制服姿の警察官が十数人、なだれ込むように駆けつけて来ました」 蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
なので救急患者が出たのかなくらいにしか思ってなかったところ、すぐに『頭を下げて窓からすぐに離れてください!』という院内アナウンスが流れて、待合室には一気に緊迫感が漂いました。そこには50人近くの患者がいて『何が起きたんだ?』とみんなが騒然としていると、再び『事件が起きましたので、皆さん外に出ないようにしてください』とアナウンスが流れ、その数分後には私服と制服姿の警察官が十数人、なだれ込むように駆けつけて来ました」
蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
蕨警察署(撮影/集英社オンライン) そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
蕨警察署(撮影/集英社オンライン)
蕨警察署(撮影/集英社オンライン)

そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。 「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
そこから先は、ノンストップサスペンスのようだったと男性が続ける。
「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。 それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「廊下側の待合室のソファで聞き耳を立てていると、看護師さんの『発砲だって!』『2発!』『一人が貫通して、もう一人はコメカミをかすった』という上ずった声が聞こえてきました。診察室を覗いたら、診察台の下に50×30センチぐらいの血だまりがあり、ビックリしてさすがに診察台の上までは見ることができませんでした。
それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」 「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
それからすぐに看護師さんの『ストレッチャー!』という叫び声に続いて診察室に撃たれた人が運び込まれました。もう一人の撃たれた男性は、お医者さんらしき人で、10分後くらいに額をガーゼで押さえて出てきましたね。自力で歩けるくらいだったので軽傷だったんだと思います」
「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん」 病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。 「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
病院から北に約1.5キロ離れた蕨郵便局の近くを通る国道17号線は交通規制がしかれ、物々しい雰囲気に。郵便局の近くに住む30代の男性も興奮を隠せなかった。
「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。 郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「子供を幼稚園に迎えに行く用事もあったので、立てこもりがあってすぐの午後2時30分ごろに家を出たんですけど、かなり緊迫した状況でしたね。まだ規制線も張られてなかったんだけど、警察官に『危ないからそっち(郵便局)のほうはダメ!』と制されました。
郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」 蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
郵便局の前の道路にはパトカーが5台ほど停まっていて、警察官も20人近くはいたと思います。なかには、ヘルメットを被って盾を持ってパトカーの陰に隠れている機動隊っぽい人もいて、『うわ、これって刑事ドラマで見るやつじゃん』と驚きましたね」
蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン) 現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン)
蕨市内の緊迫の現場(撮影/集英社オンライン)

現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。 「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
現場周辺に住む70代の男性も不安な表情を見せた。
「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」 人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「あそこの郵便局はたしか3階建てで、いわゆる町の郵便局という感じではなく、この地域を統括するような大型の郵便局なんです。自分は1階までしか入ったことがありませんが、局員の方も20人くらいはいたと思うし、そのなかには若い女性もいた。人質がいると聞いて心配です」
人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。 立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
人質の女性一人が解放されたものの、現在も埼玉県警、警視庁による必死の攻防が続いているが、籠城する男の自宅アパートの近隣住人は男の凶行に驚いていた。
立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン) 「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン)
立てこもり犯が住んでいたと思われるアパート(撮影/集英社オンライン)

「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。 テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「あそこのアパートは、私がお嫁に来る前から建っていたので、築50年以上は経っていると思います。単身者用のアパートで、住んでいる人は一人暮らしのお年寄りが多い感じですね。立てこもっている男とは、これまでスーパーに行った帰りに何度かすれ違いましたが、路上でタバコを吸ったりお酒を飲んだりするような人ではなく、ふつうのお年寄りって感じ。
テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」 男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
テレビで80歳と言っていたように、ヨタヨタと歩いていたのが印象的で、こんな事件を起こすとは思えないようなお爺さんでした。平日のお昼に見かけることもあったので、たぶん仕事はしてなかったんじゃないですかね」
男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
男は何処で拳銃を入手し、なぜ病院で発砲したのか。事件の早期解決が待たれる。
※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。
メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
メールアドレス:
[email protected]
X(Twitter)
@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班