カメラがとらえたのは、歩道を平然と走る車。ハンドルを握っていたのは、高齢ドライバーだったという。
目撃者は「60代の男性だった。運転手は全然あわてていなかった。普通に運転していた」と当時の状況について話した。
危険な歩道走行が目撃されたのは、福岡県北九州市。30日の午前10時半過ぎのことだった。
交通量の多い道路の脇にある歩道を、黒い軽自動車が走っていった。歩行者がいたら、事故につながりかねない危険な運転。
やがて車は、何事もなかったかのように車道に出ていった。
軽自動車の不審な動きについて、目撃者は「歩道で軽自動車を見たので、『何やってる?』と思って近づいてみると、歩道で切り返してUターンした。誤って進入したとも考えられる。途中で間違いに気付いて戻った」と当時の状況を証言した。
目撃者によると、高齢男性が運転する車は、近くの交差点付近から誤って歩道に進入。途中で間違いに気づいたのか、車はUターンをして車道へ。
この間、軽自動車は歩道を少なくとも260メートル走行したとみられる。
現場の道路は、歩道と車道との間に段差や街路樹があるため、簡単には戻れなかったとみられる。
この歩道は道幅が広いため、普段から車道と間違えて走る車が多いという。
目撃者は「通学の時は人通り多い。近くの高校の学生さんが、メインで通る。自転車とかで。運転手が気がついて止まればいいが、何人かが犠牲になる被害になっただろう。歩道に人がいなくてよかった」と話した。
交通事故鑑定ラプターの中島博史所長は、「もし誤って車で歩道に入ってしまった場合には、速やかに警察に通報して、指示に従ってほしい」と話している。(「イット!」10月31日放送より)