イチゴの「東京おひさまベリー」(東京都提供)
公益財団法人東京都農林水産振興財団が品種登録するイチゴ「東京おひさまベリー」の苗を許可なくフリーマーケットアプリで販売したとして、警視庁生活環境課は1日、種苗法違反(育成者権侵害)の疑いで、千葉県大網白里市の無職の女性(55)を書類送検した。「小遣い稼ぎだった。違法だと知っていたが、注意されるだけだと思った」と容疑を認めている。
東京都によると、東京おひさまベリーは、都が開発し、2019年に品種登録された露地栽培用のイチゴ。大粒で果肉が中まで赤く、甘みが強いのが特徴。
警視庁によると、女性はフリマアプリで延べ31人に101株を販売して約4万円を売り上げたとみられる。