横浜市消防局はきょう、救急要請を受けた消防隊が現場の部屋を間違えて、到着がおよそ3分遅れたと発表しました。搬送された40代の男性はその後、死亡していて、消防局は「心よりお詫び申し上げます」としています。
横浜市消防局によりますと、きょう午前2時ごろ、横浜市戸塚区の集合住宅で、この家に住む40代の男性の家族から「意識がない」と119番通報がありました。
その後、消防隊と救急隊が現場に向かいましたが、先に到着していた消防隊が通報があった部屋の隣の部屋を訪ねてしまったということです。
指令センターに確認をした後、およそ3分遅れて現場の部屋に入ったところ、男性は心肺停止の状態だったということです。
男性は病院に搬送されましたが、その後、死亡しました。
通報を受けた隊員が、救急隊などに住所を伝えるシステムに誤った部屋番号を入力していたということです。
搬送先の病院の医師は男性が死亡したことについて、「現時点で消防隊の到着が遅れたことによる影響があったとは考えにくい」と話しているとしています。
横浜市消防局は男性の家族に謝罪をするとともに、今後、再発防止策を協議するということです。
横浜市消防局は「お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご家族に対しまして心よりお悔やみ申し上げます」とコメントしています。