帝国データバンクによると、全国でパチンコホールを展開するガイア(東京)が30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。
負債額はグループ7社で計約1133億円。パチンコホール運営事業者では過去最大の倒産という。
これを受け、金融関連業のJトラストは同日、スポンサーとして再建を支援することでガイア側と基本合意したと発表した。
ガイアは1984年に設立された業界大手。「GAIA」などの店舗名でパチンコホールを展開し、ピークの2006年5月期には5853億円の売り上げを計上した。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休業を強いられたことなどが響き、経営が悪化。その後も客足が伸び悩んだ上、電気代の高騰なども重しとなり、資金繰りに行き詰まって自主再建を断念した。