警視庁は30日までに東京・新宿区のハプニングバー「バーエデン九二五九」経営者の男(45)ら男女計6人を公然わいせつほう助の疑いで逮捕した。逮捕は28~29日。
6人は28日、客の男に不特定多数の客の前でわいせつな行為をする場所を提供した疑いが持たれている。当時、店内には約20人がいたという。警視庁は同店が2020年12月以降、1億円以上を売り上げたとみている。
同店は「X」(旧ツイッター)で「東新宿にあるBar九二五九! ハプニングバーよりワクワク楽しめる! 毎日イベントを開催中! 年中無休13:00から営業中!」と宣伝し、集客していた。
「X」では「女子祭 日常のお肌や化粧に欠かせない豪華な賞品が当たっちゃう」「彼シャツDAY 絶対領域 ニーハイ 網タイ」「SM緊縛DAY 吊り床などを解放し交流の場として活用していただきます」など、次々とイベントを打ち出していた。
風俗ライターは「東新宿駅A1出口すぐのビル2階という立地で人気でした。表向きはバーを装っており、ハプバーだという証拠が残らないように、客には店内でのスマホ使用禁止とハプバーであることの口外禁止を徹底していました。昼1時から早朝5時までの営業で、男性は1万5000円で終日飲み放題。クラブ系のノリで30歳前後の人が多い店ということです」と語る。
ホームページ(現在削除)では「ハプニングバーよりも楽しめるワクワクバー」とうたっていたので、ハプバーだとは分かりにくかった。また、ハプバーの多くは会員制の秘密クラブ的で、表に看板を出さないのに、同店は路上に看板を出していたという。ハプバーとバレない自信があったのだろうか。
「昨年、日本最大級といわれた渋谷のハプバーが摘発されましたが、この店はその系列ですから、警察は把握していたでしょう。それとこの店はスタッフのチェックが厳しく、ルールを守る客は安心して遊べますが、店のノリを壊す空気の読めない1人男は排除されます。過去のハプバー摘発のきっかけで多いのは客同士、もしくは店側と客の間でのトラブルです。イヤな目に遭ったと思った人が腹いせから警察にチクるというのがよくある原因です」と同ライターは指摘している。