「電車がないし、家がこのあたりなら乗せるよ」
酒に酔い路上で寝ていた女性にそう声をかけ、トラックに連れ込んだ男。一見、女性を介抱するかに思えるその行動が、悲劇の始まりだった――。
9月26日、警視庁深川署は埼玉県戸田市に住む元トラック運転手の鈴木浩将(ひろのぶ)容疑者(41)を不同意性交の疑いで逮捕した。鈴木容疑者は警察の調べに対し、「女性の服は脱がしたが、嫌がって暴れたので性行為はしていない」と容疑を否認している。
「事件が起きたのは9月1日午前2時ごろです。東京都江東区の路上で酔っ払って寝ていた20代の女性に鈴木容疑者は声をかけ、運転していたトラックの中に連れ込みました。女性は事件の日、仕事終わりに飲んで泥酔してしまったようです。容疑者はその後、トラックを500mほど走らせたところで停車させ、女性にいきなり襲い掛かりました。女性は下半身を裸にされ、鈴木容疑者に強姦されたとみられています」(捜査関係者)
計画性を感じさせる手口だが、鈴木容疑者はさらに悪質な行為に及んだという。
「鈴木容疑者は強姦した後、女性を下半身裸の状態で路上に放り出して逃走しました。その時、女性が履いていた下着とズボンを窓から投げつけたようです。女性はその後、下半身裸のまま路上で泣いているところを通行人に発見されました」(全国紙社会部記者)
事件から25日が経過し逮捕された鈴木容疑者。調べに対し容疑を否認しているが、ある証拠が見つかっているという。
「女性を保護した警察の検査によって、体内から精液が検出されています。容疑者が犯行に使ったトラックは仕事用のもので、勤務中に犯行に及んだ可能性が高いでしょう」(同前)
人通りの少ない深夜に起きた悲劇。容疑が事実であれば、極悪人というしかない。