■カキピンチ! 異例“小ぶりサイズ”
クレーンで勢いよく水揚げされているのは牡蛎(かき)。生産量日本一を誇る広島県産の牡蛎の水揚げが1日に解禁されました。この日はむき身にして約120キロの牡蛎が水揚げされました。冬の味覚はもうすぐそこに。
しかし、牡蛎をむいてみると…。
島村水産 島村広司社長:「駄目ですね、これ…」
牡蛎に異変が起きていたのです。
島村水産 島村広司社長:「例年よりだいぶ小ぶりなので、これがもうちょっと大きくなってくれるか心配です。梅雨以降に雨が少ない感じだったので、それで餌(えさ)が少なかったんだと思います」
雨が少なかっただけでなく、特に海水温が高い今年。暑さの影響で身が小ぶりだというのです。
島村水産 島村広司社長:「この9月、10月でこんなに暑い日は記憶にないですね。異常だと思います」
ただ、涼しくなるこれからの季節に関係者は期待を寄せています。
島村水産 島村広司社長:「どんどんこれから身入りが良くなってきて、美味しい広島県の牡蛎になると思います」
■約20杯で3378円! 通販に大反響
海産物の異変は実は他にも。SNSに「北海道の漁師さんを助けてください!」という書き込みがありました。書き込んだのは高知県産の食品を販売するオンラインショップです。コロナをきっかけに、販売先に困っている生産者を助けたいと、他の地域の食品も掲載。販路を広げる手助けをしてきました。
今年、北海道ではオオズワイガニが大量発生。メインのボタンエビが捕れないばかりか、網が破られてしまうという被害が出ているといいます。
このショップでは大量に困っている関係者を助けるため、オオズワイガニを販売することに。約20杯が入る大きな箱で3378円(税込み)という驚きの価格。先月30日から販売を始めると…。
サイトを運営するパンクチュアルEC開発室 三木晃一室長:「大反響いただいて合計で4000件ほど注文を頂いている。ご注文が殺到している状況」
現時点で売り切れになっているということです。