片側1車線の夜の道路を走る、黒のワンボックスカー。
よく見ると、サンルーフから女の子とみられる子どもが、上半身を外に出している様子が確認できる。
子どもは時折、両手を大きく広げ、夜のドライブを楽しんでいるように見える。
この映像が撮影されたのは、9月28日の午後10時ごろで、場所は東京・奥多摩湖の周辺だ。
目撃者によると、子どもは5歳から6歳ぐらいの女の子で、サンルーフから繰り返し身を乗り出していたという。
目撃者「(身を乗り出していたのは)大体5分から10分くらいの間で、1回しゃがんでもうやめたかなと思ったら、また10秒後に体を出してと、繰り返し行っていたような状態でした」
車内にいる大人が、少女を注意する様子は見られなかったという。
目撃者「子どもが注意を受けて、下にしゃがんでいるという感じは見受けられなくて。(大人が)特に何か言ってるというのは車から見てても感じなかったです」
同様の行為は、ほかの場所でも目撃されたばかりだ。
10月1日、埼玉・川越市でも、白い車のサンルーフから上半身を外に出した、子どもとみられる2人が目撃された。
シートベルトもせず、車のサンルーフから身を乗り出すのは危険な行為だ。
交通問題にくわしい弁護士によると、各都道府県で道路における禁止行為とされている場合があり、道路交通法違反で処分を受ける可能性があるという。