山梨県内の中央自動車道で、渋滞中の高速道路を走る男性がいた。Tシャツに短パンをはいた男性は約10分走り続け、やがて別の男性と合流。その一部始終を目撃者のカメラが捉えていた。
10月1日夕方、山梨県内の中央自動車道で撮影された動画。渋滞している高速道路の中央分離帯付近を、黒いTシャツ姿の男性が走っている。
そのスピードは、渋滞の中を走行している車とほぼ同じ時速10km程度。歩行者の立ち入りが禁止されている高速道路を、なぜ人が走っているのか。
動画を撮影した家族も驚いたと話す。
目撃者:渋滞にはまりまして、ふとサイドミラーを見たら走っている人がいた。通常ではありえないので、これは何かあったのかなと
現場は中央道上り、上野原インターチェンジの手前3kmほどの場所。この走る男性は、バスツアーに参加していた人たちも目撃し、車内から動画を撮影していた。
撮影者:「え、この人なに?」と、ざわざわし出して。周りの人の話によると、対向車線の道路脇の斜面から人がとことこ降りてきて、そのまま走行車線を横切って、中央分離帯を越えて走り出した
目撃した人によると、男性は対向車線側の斜面から降りてきて、片側3車線の対向車線を横断し、中央分離隊を乗り越えて走り始めたという。
2人が撮影していた高速道路を走る男性。さらに動画には、走る男性の先でスマホで話す別の男性の姿も映っていた。そして、走ってきた男性はその男性と合流すると、走るのをやめて歩き始めたのだ。
目撃者:2人は電話で会話をしながら近づいてきいたので、おそらく連絡を取っていたんじゃないかと。時間にして10分くらいは走っていた
さらにその先には、ハザードランプをつけた白い車が追い越し車線の上に停車していた。男性は、この車に乗るために走ってきたのだろうか。
中央道を管轄するNEXCO中日本は、今回の件について「道路上に立つ、歩き回る行為は大変危険で、はねられる事故につながります。絶対におやめください」とコメントしている。(「イット!」10月3日放送)