相次ぐ不正や疑惑の発覚で経営状態の悪化が伝えられるビッグモーター。立て直しが急がれる中、新たな動きが明らかになった。一方で、社員による同僚妻への新たなハラスメント疑惑も発覚した。信用回復のため…オリックスに支援を打診ビッグモーターがカーリースやレンタカー事業なども手がけるリース業界の最大手・オリックスに支援を打診していることがわかった。ビッグモーターの泉社長は9月15日、社員に向けた挨拶の中で会社の再生プランをこのように語っていた。

ビッグモーター和泉伸二社長:信用回復を果たしていくために、外部の資本を入れることに関して検討させてもらってます。オリックスがこの打診を受けるかを含め、詳細については今のところ明らかになっていない。問題発覚後にもハラスメント行為かこうした中、ビッグモーター社内で問題発覚後に新たなトラブルが起きていたことがFNNの取材で明らかになった。店の中やグループLINEなど、多くの社員が目にする場所で、ハラスメント行為が堂々と行われていたというのだ。ハラスメント被害を訴える元社員の妻・Cさん:面識のない社員A(氏)にLINEグループに顔をさらされ「事故車です」「終わっています」と侮辱されました。“見た目を侮辱された”と訴えるCさんは、夫が当時ビッグモーターに勤務。Cさん自身は、他のビッグモーター社員と顔を合わせたことがないにも関わらず、容姿を侮辱されたことに怒りを覚えた。さらにCさんは許せない言動をこの後聞くことになる。Cさんはこの頃、おなかの中に小さな命を宿したばかりだった。そんなさなかに、会社の飲み会の場で“流産させる”と言われていたことを知ったという。ハラスメント被害を訴える元社員の妻・Cさん:私のおなかの中にいる子どもはビッグモーターの仕事に関係あるのかって……。Cさんは容姿を侮辱し、「流産させる」と発言したビッグモーター社員A氏に直接真意を聞こうと店舗などに連絡。その後、CさんはA氏から電話で謝罪を受けたが、問題の発言のきっかけは、Cさんの夫との間で行われた、たわいもない言い合いに過ぎないと釈明されたという。ハラスメント被害を訴える元社員の妻・Cさん:どうして流産させるって発言をされたんですか?私に恨みでもあったんですか?社員A氏:いえ、奥さまに恨みはないので、本当にお酒で酔っぱらってしまって。ハラスメント被害を訴える元社員の妻・Cさん:あとデブ、ブス、ゴミみたいな女、ここまで言われたら私だってキレますよ。社員A氏:はい……。「僕はキモいと思ったので、(それは)感性」このように釈明したA氏だが、この後、Cさんの抗議について意外な発言をする。社員A氏:でも、あなた僕の仕事中に何度も電話かけてきましたよね。ハラスメント被害を訴える元社員の妻・Cさん:何か周り(社員)にキモいとか(言った)。社員A氏:僕はキモいと思ったので、感性じゃないですか、それは!CさんはA氏に対し、この件を今後口外しないことを条件に、このときは一旦矛を収めたが、その後、A氏は約束を破り、他の社員B氏にこうしたやりとりを報告したという。するとB氏は他の社員もいる場で、A氏に対し、謝り方について次のように話したのだ。社員B氏の発言:マジ、プライドなくしたほうがいい「以後気をつけます」って言って、反省しまーすって(電話を)切った後に「死ねオラァ」って、それで終わり。反省の色が全くないと感じたCさんは、さらなるショックを受け、出産を控えた現在も心療内科に通院している。そしてCさんの夫は会社に居づらくなり、ビッグモーターを退職した。Cさんはビッグモーターが設置するハラスメントの通報窓口に夏に訴え出た。ハラスメント被害を訴える元社員の妻・Cさん:この人たちのせいでどうにかなっちゃうのかなって。不安な気持ちは今たくさんあります。社内の風土改革が叫ばれるなか起きたトラブル。この件について、3日、FNNがビッグモーターに確認をしたところ、「ご指摘の事案につきまして、詳細をお答えすることはできませんが、ハラスメント(内部通報)窓口に寄せられた問い合わせに関しましては、当該部署の担当者が適切に対応してまいります」とコメントしている。(「イット!」 10月4日放送より)
相次ぐ不正や疑惑の発覚で経営状態の悪化が伝えられるビッグモーター。立て直しが急がれる中、新たな動きが明らかになった。一方で、社員による同僚妻への新たなハラスメント疑惑も発覚した。
ビッグモーターがカーリースやレンタカー事業なども手がけるリース業界の最大手・オリックスに支援を打診していることがわかった。
ビッグモーターの泉社長は9月15日、社員に向けた挨拶の中で会社の再生プランをこのように語っていた。
ビッグモーター和泉伸二社長:信用回復を果たしていくために、外部の資本を入れることに関して検討させてもらってます。
オリックスがこの打診を受けるかを含め、詳細については今のところ明らかになっていない。
こうした中、ビッグモーター社内で問題発覚後に新たなトラブルが起きていたことがFNNの取材で明らかになった。
店の中やグループLINEなど、多くの社員が目にする場所で、ハラスメント行為が堂々と行われていたというのだ。
ハラスメント被害を訴える元社員の妻・Cさん:面識のない社員A(氏)にLINEグループに顔をさらされ「事故車です」「終わっています」と侮辱されました。
“見た目を侮辱された”と訴えるCさんは、夫が当時ビッグモーターに勤務。Cさん自身は、他のビッグモーター社員と顔を合わせたことがないにも関わらず、容姿を侮辱されたことに怒りを覚えた。
さらにCさんは許せない言動をこの後聞くことになる。
Cさんはこの頃、おなかの中に小さな命を宿したばかりだった。そんなさなかに、会社の飲み会の場で“流産させる”と言われていたことを知ったという。
ハラスメント被害を訴える元社員の妻・Cさん:私のおなかの中にいる子どもはビッグモーターの仕事に関係あるのかって……。
Cさんは容姿を侮辱し、「流産させる」と発言したビッグモーター社員A氏に直接真意を聞こうと店舗などに連絡。その後、CさんはA氏から電話で謝罪を受けたが、問題の発言のきっかけは、Cさんの夫との間で行われた、たわいもない言い合いに過ぎないと釈明されたという。
ハラスメント被害を訴える元社員の妻・Cさん:どうして流産させるって発言をされたんですか?私に恨みでもあったんですか?
社員A氏:いえ、奥さまに恨みはないので、本当にお酒で酔っぱらってしまって。
ハラスメント被害を訴える元社員の妻・Cさん:あとデブ、ブス、ゴミみたいな女、ここまで言われたら私だってキレますよ。
社員A氏:はい……。
このように釈明したA氏だが、この後、Cさんの抗議について意外な発言をする。
社員A氏:でも、あなた僕の仕事中に何度も電話かけてきましたよね。
ハラスメント被害を訴える元社員の妻・Cさん:何か周り(社員)にキモいとか(言った)。
CさんはA氏に対し、この件を今後口外しないことを条件に、このときは一旦矛を収めたが、その後、A氏は約束を破り、他の社員B氏にこうしたやりとりを報告したという。
するとB氏は他の社員もいる場で、A氏に対し、謝り方について次のように話したのだ。
社員B氏の発言:マジ、プライドなくしたほうがいい「以後気をつけます」って言って、反省しまーすって(電話を)切った後に「死ねオラァ」って、それで終わり。
反省の色が全くないと感じたCさんは、さらなるショックを受け、出産を控えた現在も心療内科に通院している。そしてCさんの夫は会社に居づらくなり、ビッグモーターを退職した。Cさんはビッグモーターが設置するハラスメントの通報窓口に夏に訴え出た。
ハラスメント被害を訴える元社員の妻・Cさん:この人たちのせいでどうにかなっちゃうのかなって。不安な気持ちは今たくさんあります。
社内の風土改革が叫ばれるなか起きたトラブル。この件について、3日、FNNがビッグモーターに確認をしたところ、「ご指摘の事案につきまして、詳細をお答えすることはできませんが、ハラスメント(内部通報)窓口に寄せられた問い合わせに関しましては、当該部署の担当者が適切に対応してまいります」とコメントしている。(「イット!」 10月4日放送より)