実業家のひろゆき氏が29日、ABEMA TVのニュース番組「Abema Prime」に出演。物価高における経済への影響について私見を述べた。
総務省は22日に消費者物価指数を発表。8月の全国の消費者物価指数は前年同月と比べ3・1%アップで、24か月連続の上昇となった。
このニュースにひろゆき氏は「そろそろ日本人が2種類に分かれてるって理解したほうが、分かりやすいと思う」と指摘。「物価が上がることで幸せになる人たちって株を持ってる人だったり、それによって給料が上がっていくような大企業の人。そうじゃない人って給料も上がんないし、物価も高いから可処分所得減っちゃって大変だよねって、2種類に分かれていく」と推測した。
その上で「物価が上がるとよかったよねって言う人と、そうじゃない人で『分かれる』で、『どっちがいいとかじゃない』ってそろそろ皆さん理解したほうがいい」と提言した。
また、今後の賃金については「年収800万円以上の優秀な人を採って、その優秀な人は1200万円以上稼ぐから『じゃあ800万を900万にしてもいいよね』っていうレベルはどんどん賃金上がっていくと思う。ただ、問題なのは誰でもできる仕事、コンビニの店員さんだったりスーパーのレジだったりっていうところが、日本って賃金上昇ほとんどしない」と分析。
さらに日本にはストライキがなく、労働者が戦って賃金を上げた実績がないとし「なので、すげえ儲かってる人はどんどん賃金上がってって、スキルのない人は苦しいままで物価が上がっていって…っていう二極化が広がるんじゃないか」と予想していた。