8月10日、コロナ禍で団体旅行の渡航制限を設けていた中国政府が、突如として日本や欧米への渡航を認めた。しかし、国内の観光地を取材すると、すでに中国人観光客による耳を疑うようなトラブルが頻発していることがわかった。さらに、日本国内で増加傾向にある梅毒がさらに感染拡大するという懸念も……。
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【衝撃写真!】浅草寺の境内で”水浴び”する中国人観光客 社会部デスクが解説する。「今年7月の訪日外国人は232万人余り。過去最多だった2019年の同月比8割近くに回復していますが、そこに中国の団体客が加われば、コロナ前をしのぐ数になる可能性は十分あります」
コロナ禍以前のピーク時は、中国からの観光客が月100万人超も日本を訪れ、訪日外国人の3割強を占めていた。ゆえに“爆買い”に象徴される国内消費額もズバ抜けていたという。中国人旅行者驚愕(きょうがく)の「境内で水浴びをする中国人たち」 とはいえ、そうした中国人の熱烈な旅行欲を、日本側に受け止める余地がないのは明らかだろう。実際、すでに個人旅行で訪れている中国人によるトラブルが各地で相次いでいるのだ。「連日の猛暑とはいえ、境内で水浴びをする中国人たちがいて驚きましたよ」 とは、お盆の時期に東京・浅草を訪れた日本人観光客。「仲見世から浅草寺の境内へと入ると、柄杓(ひしゃく)ですくった水で手を清める手水舎があるんですがね。そこへ直に手を突っ込んだ中国人男性が、顔を洗って汗を流していたんですよ。その彼はずうずうしくもペットボトルに水をくみ、参拝もせず仲見世へと姿を消しました」 そんな浅草の近くには、日本随一の品ぞろえを誇る調理器具の専門店が並ぶ「かっぱ橋道具街」がある。「中国人は1本数万円もする包丁を気前よくポンと買ってくれることもあるので、ありがたいんだけどね」 とは、さる老舗の調理器具店を営む男性だ。「久しぶりに中国語を話す中高年の団体客が来てね。ウチは小さい店だからトイレは貸してないのに、どうしてもって言うからOKしたら、仲間がゾロゾロと5人くらい現れてトイレを借りていった。さすがに何か買っていってくれるかと思ったら、誰一人としてお金を落とさず退店するので頭にきましたよ。中国人は個人客や家族連れよりも、団体客の方がタチ悪いね」「明らかに大麻でキメた中国人男性が…」 そればかりではない。ここ最近、中国人観光客は都心から郊外へも多く足を運んでいる。中でも富士山は、東南アジアや欧米からの観光客にも人気で、装備も不十分なのに夜通しで山頂を目指す無謀な“弾丸登山”が問題となっている。 山梨県側における富士登山の玄関口・富士急行河口湖駅前に立つ食堂に聞くと、「この夏、明らかに大麻でキメた50~60代の中国人男性が店に来て驚きました。あまりに恐くて追い返すこともできませんでしたよ。体からすえたような独特の変な臭いが漂っていて、異常に陽気で道行く人たちに話しかけたかと思えば、独り言をブツブツと呟いていましてね。なぜか手にマイクを握って、爆音で音楽を流して歌うこともあった。河口湖の治安もここまで落ちたかと感じました」梅毒患者数48万人の中国 加えて懸念されるのが、日本国内で増加傾向にある性感染症「梅毒」のまん延である。さる医療ジャーナリストによると、「日本では若い女性を中心に梅毒が広まっており、今年の上半期だけでも感染者は7448人と昨年を上回る勢いです。このペースを加速させる恐れがあるのが中国からの観光客。実は中国国内の梅毒患者数は48万人を超え、人口比を勘案しても 日本の4倍以上なんです。中国人にとって歌舞伎町は人気があり、金払いのいい上客として受け入れる店もあるので、今後が心配です」 インバウンドなら何でも大歓迎という風潮は、一般国民の平穏な日々を脅かしてはいないだろうか――8月23日発売の「週刊新潮」では、日本全国で問題となっている中国人観光客による傍若無人な振る舞いについて詳しく報じている。「週刊新潮」2023年8月31日号 掲載
社会部デスクが解説する。
「今年7月の訪日外国人は232万人余り。過去最多だった2019年の同月比8割近くに回復していますが、そこに中国の団体客が加われば、コロナ前をしのぐ数になる可能性は十分あります」
コロナ禍以前のピーク時は、中国からの観光客が月100万人超も日本を訪れ、訪日外国人の3割強を占めていた。ゆえに“爆買い”に象徴される国内消費額もズバ抜けていたという。
とはいえ、そうした中国人の熱烈な旅行欲を、日本側に受け止める余地がないのは明らかだろう。実際、すでに個人旅行で訪れている中国人によるトラブルが各地で相次いでいるのだ。
「連日の猛暑とはいえ、境内で水浴びをする中国人たちがいて驚きましたよ」
とは、お盆の時期に東京・浅草を訪れた日本人観光客。
「仲見世から浅草寺の境内へと入ると、柄杓(ひしゃく)ですくった水で手を清める手水舎があるんですがね。そこへ直に手を突っ込んだ中国人男性が、顔を洗って汗を流していたんですよ。その彼はずうずうしくもペットボトルに水をくみ、参拝もせず仲見世へと姿を消しました」
そんな浅草の近くには、日本随一の品ぞろえを誇る調理器具の専門店が並ぶ「かっぱ橋道具街」がある。
「中国人は1本数万円もする包丁を気前よくポンと買ってくれることもあるので、ありがたいんだけどね」
とは、さる老舗の調理器具店を営む男性だ。
「久しぶりに中国語を話す中高年の団体客が来てね。ウチは小さい店だからトイレは貸してないのに、どうしてもって言うからOKしたら、仲間がゾロゾロと5人くらい現れてトイレを借りていった。さすがに何か買っていってくれるかと思ったら、誰一人としてお金を落とさず退店するので頭にきましたよ。中国人は個人客や家族連れよりも、団体客の方がタチ悪いね」
そればかりではない。ここ最近、中国人観光客は都心から郊外へも多く足を運んでいる。中でも富士山は、東南アジアや欧米からの観光客にも人気で、装備も不十分なのに夜通しで山頂を目指す無謀な“弾丸登山”が問題となっている。
山梨県側における富士登山の玄関口・富士急行河口湖駅前に立つ食堂に聞くと、
「この夏、明らかに大麻でキメた50~60代の中国人男性が店に来て驚きました。あまりに恐くて追い返すこともできませんでしたよ。体からすえたような独特の変な臭いが漂っていて、異常に陽気で道行く人たちに話しかけたかと思えば、独り言をブツブツと呟いていましてね。なぜか手にマイクを握って、爆音で音楽を流して歌うこともあった。河口湖の治安もここまで落ちたかと感じました」
加えて懸念されるのが、日本国内で増加傾向にある性感染症「梅毒」のまん延である。さる医療ジャーナリストによると、
「日本では若い女性を中心に梅毒が広まっており、今年の上半期だけでも感染者は7448人と昨年を上回る勢いです。このペースを加速させる恐れがあるのが中国からの観光客。実は中国国内の梅毒患者数は48万人を超え、人口比を勘案しても 日本の4倍以上なんです。中国人にとって歌舞伎町は人気があり、金払いのいい上客として受け入れる店もあるので、今後が心配です」
インバウンドなら何でも大歓迎という風潮は、一般国民の平穏な日々を脅かしてはいないだろうか――8月23日発売の「週刊新潮」では、日本全国で問題となっている中国人観光客による傍若無人な振る舞いについて詳しく報じている。
「週刊新潮」2023年8月31日号 掲載