こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。
これまで1000人以上の「出会いがない男女」の相談に乗ってきた筆者ですが、かつては髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”。「人は変われる」を自ら実践し、多くの方々の「もったいないところ」をご指摘してきた経験から、誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。◆プロフィールの段階で“ヤバい男女”を見抜きたい人たち
婚活中の男女の中から「やめた方がいい人の見抜き方を教えてほしい」という声もいただきます。そこで今回は、2人の専門家からお話を聞くことに。
「マツコの知らない世界」にも登場したマッチングアプリ専門家のおとうふさん(@o10fusan)にマッチングアプリでの傾向を、歯に衣着せぬ婚活応援ブログ「結婚物語。ブログ」の“中の人”であり、結婚相談所「結婚物語。」のチーフアドバイザーでもある仲人Tさん(@NakoudoT)に結婚相談所での傾向を、それぞれインタビューしました。
お二人とも大前提として、「プロフィールだけでは完全な見極めもできないし、ヤバい人に“絶対”はないですが」と言ってました。そこは私も同意します。
できたら関わりたくない「ヤバい人のプロフィールの傾向」と、印象は悪いけれどそこまで気にしなくてよい「セーフなプロフィール」をお伝えします。
◆1:自己紹介文が平均の3倍以上長い
おとうふさんと仲人Tさんの二人とも言っていたのが、自己紹介文が長すぎる人です。平均の1.5~2倍程度なら個性かもしれませんが、3倍以上長いなら要注意。癖が強すぎたりこだわりが強かったりことが多いそうです。
マッチングアプリでは、プロフィールが短すぎる人は「やる気がない」と思われがち。ですが短すぎる人の方は、さほど気にしなくてもよいそうです。
結婚相談所の場合、通常は担当者がプロフィール作成を手伝うため短すぎる人はあまりいません。中には「長いと読まれないから簡潔でいいのよ」と言い切るアドバイザーもいて、そのせいでプロフィールが短いケースもあるのです。ただ通常より長い場合は、アドバイザーにたくさん注文を付けて長くなっていることが多いため注意が必要です。 ◆2:マッチングアプリでずっと「ログイン中」
おとうふさんによると今はマッチングアプリのツールやノウハウがたくさん出回っていて、自動で「足跡」をつけるツールなどもあるそうです。そのため、不自然なほどにずっとログイン中(オンライン)の人はやめた方がいいとのことでした。
足跡とは訪問履歴のことで相手のプロフィールを見た証拠ですが、「いいね」をするわけではないのでポイント(※いいねを送るなどのアクションに使うポイント)は消費しません。多くのユーザーは自分に足跡をつけた人のプロフィールを見に来るので、色んな人に足跡をつけまくると「いいね」をしてもらえることもあります。すると効率的に「いいね」を集め、人気会員になりやすいのです。
プロフィールに「足跡は好意の印です」「本気でいいなと思っている人にしか『いいね』していません」といった一文を書いている人は、足跡ツールを使っているか、マッチングアプリの節約ノウハウを見ている可能性が高いです。
わざわざ足跡ツールを使うのは、ほとんどがナンパ師とか営業目的の人じゃないでしょうか。少なくとも、相手を自分の目で探そうとしている誠実な人ではないです。
◆3:「○○してほしい」「○○な人はNG」「○○してあげたい」
マッチングアプリの場合、他人への注文や要求の多い“テイカー”気質の人は比較的プロフィールで見抜きやすいそうです。

おとうふさんによると、一見印象がいい「相手に○○してあげたい」と書いている人についても要注意。
「こういう人は女性を喜ばせてあげたいエスコート上手な男性で、女性からの人気は高いのですが、女性を使って自分の承認欲求を満たしたいタイプの可能性もあります」とのことです。 ◆4:年収が高くないのに「専業主婦希望でもOKです」
仲人Tさんによると、自分のスペックと“希望”や“好きなこと”がチグハグな人にも要注意だそう。
例えば男性であれば、年収が高くないのに「お相手は専業主婦希望でも働きたい方でも大丈夫です」とか、共稼ぎ希望なのに「料理上手な女性に惹かれます」など。女性ならば、実家暮らしなのにミュージカルや海外旅行が好きといったことです。◆5:自分のことを「人見知り」「マイペース」と書く人
自分で自分のことを「人見知り」「マイペース」と書いている人も避けたほうがいいです、と仲人Tさん。会っても会話が盛り上がらなそうなので、人気はないと思いますが。
もう一つ結婚相談所のプロフィールで要注意なのが、空欄が多すぎる人。マッチングアプリではプロフィールに空欄があると大抵その欄が非表示になりますが、結婚相談所の場合は空欄はそのまま空欄として表示されます。そのため通常は担当者が空欄をなるべく作らないようアドバイスして書いてもらうそうです。にもかかわらず、家族欄などを頑なに書かない人は、神経質すぎることも。
ただし、会員に何も指導しない結婚相談所も多いため、一概には言えません。何も言われないから埋めなかっただけという可能性もあります。 ◆一見ヤバそうだけど「セーフ」なパターン3つ
おとうふさんによると、以下のプロフィールは印象が良くないため人気がないのですが、ただ何も考えずに書いているだけのことが多いので気にしなくていいそうです。
・「元カノと別れたので登録しました」・「友達に勧められて登録しました」・絵文字が多い
マッチングアプリはいろんな目的の人が登録します。考え抜かれた好印象な人気プロフィールの人が、誠実な出会い目的じゃない可能性だってあります。普通にパートナー探しをしている一般の人の、「うっかり一言」は気にしなくていいのでしょう。
◆「ヤバい男だ」と過剰に反応するのも考えもの
仲人Tさんによると、女性はプロフィールを隅々読んでからお見合いを受けるのに対し、男性は写真とエリアと年齢だけで申し込む人もいるそう。男性は自分が自己紹介文をあまり読まない人も多いため、プロフィール文も手抜きの割合が女性よりずっと高いのだとか。
些細なことで「地雷だ」「ヤバい男だ」と過剰に反応する女性もいます。ですがそれは100%ヤバい人というより、ただの価値観の違いや相性の問題だけであることも多いのです。
よく知らない異性をネガティブに妄想して誰とも会わない女性、粗探ししすぎてすべての出会いを壊す女性も、それはそれで“ヤバい人”だと思います。
婚活中の人はぜひ、参考にしてください。
【おとうふ】マッチングアプリ専門家。マッチングアプリのプロフィール添削を行い、自身もマッチングアプリで300人以上と会った経験がある。【結婚物語。仲人T】4つの連盟に所属し兵庫県高砂市と東京恵比寿にある結婚相談所の仲人。様々な婚活男女を見てきた経験豊富な仲人目線のブログが人気。<取材・文/菊乃>