北海道伊達市の小学校で、小学2年生の女子児童が体育の授業後に倒れ、
熱中症の疑いで死亡したことを受け、伊達市の堀井市長は「絶対にあってはならない」と話しました。
熱中症の疑いで女子児童が死亡した、伊達市の伊達小学校です。
けさは通常どおりの登校風景がみられました。
きのう(22日)正午ごろ、小学2年生の女子児童が体育の授業のあとに倒れ、病院に運ばれましたがその後、死亡が確認されました。
伊達市教育委員会によると、熱中症の疑いもあるということです。
市では堀井敬太市長や小学校の校長などが集まり、臨時校長会を開催。
(伊達市 堀井敬太市長)「こうしたことは絶対にあってはならないことです。学校関係者の皆様には、今一度それぞれの学校の体制などを見直していただきたいと思う」
市教委は、当時の担当者から聞き取りを行って調査し、再発防止に努めたいとしています。
きのうの伊達市は、午後0時41分に最高気温が観測史上最高の33.5度まで上昇。
きょう正午の気温は5℃近く低い28.3℃でしたが、それでも日なたにいると…
(鷲見記者)「午前11時半すぎです。立っているだけでも汗をかくような暑さ。子どもの目線に合わせるとより暑く感じます」
当時、4時間目の体育の授業がグラウンドで行われていました。
3クラス合同およそ100人で、ボール投げや鉄棒などを行っていました。
死亡した女子児童は水筒を持参。
確認できる範囲で6回の水分補給をしていて、水筒はほぼ空に近い状態だったということです。
市教委では今月27日まで、伊達市内のすべての小中学校で屋外での体育の授業などを休止するということです。