水産庁は26日、東京電力福島第1原発の周辺海域の魚介類に含まれる放射性物質トリチウムの測定結果を発表した。ヒラメとホウボウの計2検体を検査した結果、いずれも「不検出(検出限界値未満)」だった。
【写真まとめ】処理水の放出が始まった福島第1原発 採取場所は漁業者が操業を自粛している同原発の半径10キロ圏内で、同原発の沖合1キロに設置された原発処理水の放出口から南北に4~5キロ離れた2カ所。24日朝に刺し網を仕掛けて25日朝に回収。宮城県内の研究所で分析した。 水産庁は処理水の海洋放出後1カ月は原則として毎日2検体を分析し、結果を翌々日までに公表する。その後は分析の頻度を落とし、年度内に180検体の調査を目指す。国内外の風評被害を防ぐ狙いがあり、英語でも発信する。【山下貴史】
採取場所は漁業者が操業を自粛している同原発の半径10キロ圏内で、同原発の沖合1キロに設置された原発処理水の放出口から南北に4~5キロ離れた2カ所。24日朝に刺し網を仕掛けて25日朝に回収。宮城県内の研究所で分析した。
水産庁は処理水の海洋放出後1カ月は原則として毎日2検体を分析し、結果を翌々日までに公表する。その後は分析の頻度を落とし、年度内に180検体の調査を目指す。国内外の風評被害を防ぐ狙いがあり、英語でも発信する。【山下貴史】