長寿寺の花畑に姿を見せたルリモンハナバチ=26日、滋賀県湖南市
滋賀県湖南市にある長寿寺で、ルリモンハナバチが飛んでいる。体に青い模様があることからブルービーと呼ばれ、愛好家からは「幸せを呼ぶ青いハチ」とされる希少種。例年8月中旬に飛来し、9月中旬まで見られるという。
26日は境内にある花畑のキバナコスモス周辺で2、3匹が蜜を求めて飛び交う姿が見られた。体長は1.3センチほどで、羽音はほとんど聞こえない。滋賀の隣の京都府のレッドデータブックでは絶滅危惧種に選定されている。
藤支良道住職(51)によると、寺では2021年に初めて見つかった。「せっかく集まってきた珍しいハチ。これからもずっと来てくれたらうれしい。見つけても捕まえず、静かに見守ってもらえれば」と話した。