弁護士の八代英輝氏が4日、TBS系「ひるおび!」で、日大アメリカンフットボール部の寮で違法薬物が発見され、3日に寮が家宅捜索を受けた件に言及。大学側では林真理子理事長が2日に取材に応じていたが、学内のことは「学長が発表することだと思うが学長の関与が見えないのが不思議」との印象を語った。
この日は、日大アメフト部の寮で違法薬物が発見され、警察の家宅捜索が入ったニュースを取り上げた。家宅捜索には約20人もの警察が5時間かけて行っており、かなり規模の大きな捜索となっていた。薬物の所持については1人の部員が認めているとも報じた。
八代弁護士は「1人認めている部員がいて、あの規模で捜索しているということは、全体の部員、関係者が疑惑の対象になっているということがうかがわれる」とコメント。これだけ大規模な家宅捜索になったのは「やはりそれまでの日大の対応がまずかったんだと思う」とも指摘した。
違法薬物が発見され、大学側が警察に相談するまで2週間もの時間が経過しており「警察としては、建物全体、関係者全員を被疑者対象として捜索しなければならないという認識のもと、これだけ時間をかけてやったということは、本当はもっと早い段階で警察と相談し、連携しながらやっていくべきだったと思う」とも語った。
また、今回の件について、2日前に林真理子理事長が取材に応じているが「本来なら、大学の事、学内の事は、学長が発表することであると思うので、学長の関与が見えてこないのも不思議なところ」とも語った。