埼玉県本庄市で5歳の男の子に暴行し、死亡させたなどの罪に問われている母親と同居していた男の裁判員裁判で、母親が長男に対し「痛いことしちゃってごめんね」と涙ながらに謝罪しました。
本庄市の柿本知香被告(31)と同居していた丹羽洋樹被告(36)は、同居していた女(55)と共に、柿本被告の長男・歩夢くん(当時5)を猫用ケージや雨水タンクに監禁し、暴行を加え、死亡させるなどした罪に問われています。
暴行の理由について、弁護側は「同居する女に指示されて、逆らえない状況だった」などと主張していますが、柿本被告はきょうの被告人質問で「いま思えば、馬鹿なことをした。自分が弱かった」と述べました。
また、涙ながらに「守ってあげられなくて、痛いことをしちゃってごめんね」と歩夢くんへの謝罪の言葉を口にしました。