子どもがかかりやすい代表的な夏かぜのひとつ、「ヘルパンギーナ」の患者数が過去10年間で最も多くなった前の週よりもさらに増加し、過去最多を更新しました。
「ヘルパンギーナ」は4歳くらいまでの乳幼児がかかりやすいウイルス性の感染症で、38度以上の発熱や口の中に水ぶくれなどの症状が出るとされています。
国立感染症研究所によりますと、全国およそ3000の小児科の医療機関で、今月9日までの1週間にヘルパンギーナと診断された患者の数は2万2980人でした。
1医療機関あたりの患者数は7.32人で警報レベルとされる「6」を上回りました。これは過去10年間で最も多くなった前の週をさらに上回っています。
都道府県別では、宮城県が1医療機関あたり23.2人で最も多くなりました。