「動画を撮るだけでは満足できず、女性の胸や脚を触りたい気持ちを抑えられなかった」
警察の取り調べに対し男はこう語り、容疑を認めているという――。
7月12日、警視庁板橋署は強制わいせつ未遂の疑いで飲食店アルバイトの諏訪貴弘容疑者(31)を逮捕した。東京・板橋区内の路上で20代の女子大生Aさんに抱きつき、わいせつな行為をしようとしたとされる。
「事件が起きたのは、今年6月16日の深夜1時ごろです。諏訪容疑者は、自宅近くの駅前で好みの女性を物色していました。そこで帰宅途中のAさんを発見。尾行したとされます。Aさんが怪しい気配を背後に感じ振り向くと、諏訪容疑者がスマートフォンを向け彼女を撮影していたとか。
恐怖を感じたAさんは、100mほど走って逃げます。追いついた諏訪容疑者は、Aさんの胸から下の部分を触ったそうです。Aさんは激しく抵抗しさらに走り、たまたま通りかかった男性に助けを求めたとか。Aさんは男性とともに、近くの交番へ駆け込みました」(全国紙社会部記者)
Aさんが交番に入った姿を見て、諏訪容疑者は現場から逃亡し自宅に戻る。しかし、Aさんの供述から諏訪容疑者の姿や着ていたTシャツが判明。その後、警戒していた警察官が板橋区内で諏訪容疑者を見つけ自宅を訪れると、犯行を認めたため逮捕にいたったのだ。
「諏訪容疑者は調べに対し、こうも供述しているようです。『バイトから帰宅して、どうしても女性を撮影したいと思った』『胸や脚を触ろうとしたが、女性が抵抗したので逃げた』『女性の身体を触りたいという衝動に支配されていました』と。
諏訪容疑者のスマホには、女性を盗撮した写真や動画が100本以上見つかっている。警察は余罪があるとみて捜査を進めています」(同前)
女性を撮影するうちに、さらなる欲望を膨らませた諏訪容疑者。被害者はAさん以外にもいると思われる。