山口労働局は、農作業中の男性(20歳代)が熱中症の疑いで死亡したと発表した。
これを受け、同局は労働関係の11団体に熱中症予防を徹底するよう緊急要請を行った。
発表によると、男性は17日夕、山口市の農地で草刈りを行っていた最中に倒れ、緊急搬送されたが死亡が確認された。県内で労働中に熱中症による死者が確認されたのは4年ぶりという。
20日に行った要請では、少しでも労働者に熱中症が疑われる異変を感じた場合は作業を中止し、速やかに病院に運ぶか救急車を呼ぶことを求めている。予防策として定期的に水分と塩分を摂取することなどを呼びかけている。
同局の担当者は「暑さがピークを迎える今の対策が重要。エアコンなどがない中で仕事をする時は、こまめに休憩をとってもらいたい」と話している。