人生最大の買い物に潜む落とし穴「欠陥住宅」。 【写真を見る】夢のマイホームがまさかの“欠陥住宅” 壁一面に広がる不気味な黒いシミ 土台部分の鉄筋は切断 住宅Gメンは「地震来たら崩れる」 壁のひび割れに黒カビ、基礎の鉄筋も切断され、建築基準法違反も重なったありえない欠陥住宅、その実態に迫ります。 何千万円もかけたマイホームに欠陥なんてあるはずがない。そう信じたいのはヤマヤマですが、国に寄せられる相談件数はこの20年で7倍になり、今や年間3万件を超えています。 今回、私たちが取材したのは名古屋市に住む鈴木さん(仮名)。

4年前に完成したマイホームは木造3LDKの注文住宅。 異変に気が付いたのは完成してまもなくでした。(鈴木さん)「これです。この黒いのですよ…全部カビなんですよ」 外壁に不気味に浮かび上がる黒いシミ。最初は塗りムラかと思いましたが、わずか数ヶ月で壁一面に広がりました。さらに、建物の骨組みにも問題が次々に見つかったのです。 住宅Gメン「地震が来たら崩れてしまいますね」 (鈴木さん)「この辺りもひずんでますね(梁の)割れとかすごいですね」建物だけで5千万円以上の注文住宅。納得できず、調査を依頼したのが人呼んで“住宅Gメン”長井良至さん。 一級建築士で、数多くの欠陥住宅の原因究明やアドバイスにあたってきました。 まずは外壁の黒いシミから。(住宅Gメン 長井さん)「今回壁がカビで被害がでていまして…」 壁に見える黒いシミがすべてカビだという家主の鈴木さん。しかし、建設業者は…(鈴木さん)「汚れだっていうんですよ」業者からのメールには… 「壁の中の結露対策を万全にして施工していますので表面的な汚れ 漆喰(しっくい)の特性であると考えています。施工上の問題はないと確信しております」漆喰はこんな風に汚れるものなのか?住宅Gメン・長井さんは、壁の表面の物質を採取し専門機関に分析を依頼しました。 調査の結果、カビが検出されました。黒い物質は、やはりカビだったのです。 古来より建物に使われてきた漆喰。なぜカビがすぐにはえたのか?壁を赤外線カメラで撮影してみると…。 広い範囲が紫色に浮かび上がりました。これは一体何を意味するのか?(住宅Gメン 長井さん)「壁の中に水分を含んでいるということですね」漆喰の下に塗られたモルタルが薄すぎてひび割れが発生し、そこから水が染みこんで抜けなくなっていたのです。 この建物の場合、防火性能を保つためモルタルの厚みは20ミリ以上にしなければなりませんが… (住宅Gメン 長井さん)「13ミリ。厚さ不足です。防火性能がないことと、カビの原因となっています。(壁の)中への水分の透湿ですね」 床下や梁(はり)の調査でも欠陥が… 次は床下を調べます。コンクリートの土台に空いた穴。ガス管を通すために開けたようですが、ここにも重大な問題が…。 (住宅Gメン 長井さん)「ここの穴が(施工の)後から開けられているんですけど。コンクリートの穴ですね。ガス管(を通す穴)なんですけど、鉄筋の位置を調べます」長井さんが取り出したのは、コンクリート内部の鉄筋の位置を特定する「鉄筋位置測定機」。 電磁波を使い、ミリ単位で鉄筋の位置を探していくと、またしても長井さんが不良個所を見つけました。 (住宅Gメン 長井さん)「この機械の右側の縦のラインが鉄筋の位置ですね」「ここに鉄筋があります。(鉄筋が)切れています」 建物を支える基礎部分の鉄筋が切断されていたのです。鉄筋の位置を確認せず穴を開けたのが原因といいます。欠陥はそれだけに留まりません。柱と共に屋根などを支える「梁(はり)」も… (住宅Gメン 長井さん)「(機器を)取り付けるのに、構造材の梁を切り欠いている状態ですね」乾燥機を収めるために、梁そのものを切り欠いていたのです。 (鈴木さん)「かなりえぐってますよね。ひどいなと思って」さらに、梁と柱の接合部は木が乾燥で大きく縮みゆるんでしまっています。 (住宅Gメン 長井さん)「上と下のヒビがつながってしまうと耐震性に影響がでできますね。十分木を乾燥させずに現場に搬入したと思う」「Q地震が来たら?(建物が)崩れてしまいますね」 次々に見つかる欠陥。さらに、図面を見ていた長井さんはあることに気がつきます。 「違法建築」の部屋も発覚… (住宅Gメン 長井さん)「確認申請の図面ではここの部屋はないんですね」 長井さんが見ていた3階の部屋。実は、行政に提出して建築確認を受けた図面には、3階部分が書かれていないのです。 (鈴木さん)「(確認申請)が降りてから(3階の)床を張るんだと言っていました。おかしいとは全然思わなかった。そのようなシステムで作るんだと思っていた。おかしいなと思ったのはつい最近ですよ。」 なぜこんなことが起きるのか。(住宅Gメン 長井さん)「こちらの地域は容積率が厳しくて、(施主の)希望のお部屋の広さを全部入れてしまうと容積率オーバーになるんですね。ですからこの部屋を(住宅検査の)後から作る事によって、面積の方も建築基準法上ごまかしているってことですね」 法律上、3階建てだと容積率をオーバーして違法建築となるため、2階までしかない図面で確認申請をパスし、あとから3階部分をつくっていたのです。住宅Gメン・長井さんは「違法建築」と言い切りました。 直撃取材に施工業者は… (ディレクター)「事実確認のために施工業者に話を聞いてみます」ディレクターが施工業者に確認したところ、以下の回答がありました。 (施工業者の回答)「3階建てという施主側の強い要望があり、違法と知りつつも仕方なく施工した」施工業者は違法建築を認めた上で、梁や鉄筋の欠損部分などについては責任をもって修復すると回答しました。一方、外壁のカビについては「自然現象で責任はない」と話しました。 全国で増え続ける欠陥住宅。長井さんは業界が抱える人手不足が背景にあるとします。(住宅Gメン 長井さん)「住宅業界建設業界含めて非常に人手不足でして、経験がなくても現場監督をやらしてしまうという事でこのような問題が増えていると思います」 何千万円もかけたマイホームに欠陥などあるはずがない!そう思っていた鈴木さんは、今後弁護士と相談し対策を考えるといいます。 (鈴木さん)「残念ですね。30年以上お金を貯めてやっと買った。コツコツ働いてためたお金なんで…夢ですからね住宅は」
人生最大の買い物に潜む落とし穴「欠陥住宅」。
【写真を見る】夢のマイホームがまさかの“欠陥住宅” 壁一面に広がる不気味な黒いシミ 土台部分の鉄筋は切断 住宅Gメンは「地震来たら崩れる」 壁のひび割れに黒カビ、基礎の鉄筋も切断され、建築基準法違反も重なったありえない欠陥住宅、その実態に迫ります。 何千万円もかけたマイホームに欠陥なんてあるはずがない。そう信じたいのはヤマヤマですが、国に寄せられる相談件数はこの20年で7倍になり、今や年間3万件を超えています。 今回、私たちが取材したのは名古屋市に住む鈴木さん(仮名)。

4年前に完成したマイホームは木造3LDKの注文住宅。 異変に気が付いたのは完成してまもなくでした。(鈴木さん)「これです。この黒いのですよ…全部カビなんですよ」 外壁に不気味に浮かび上がる黒いシミ。最初は塗りムラかと思いましたが、わずか数ヶ月で壁一面に広がりました。さらに、建物の骨組みにも問題が次々に見つかったのです。 住宅Gメン「地震が来たら崩れてしまいますね」 (鈴木さん)「この辺りもひずんでますね(梁の)割れとかすごいですね」建物だけで5千万円以上の注文住宅。納得できず、調査を依頼したのが人呼んで“住宅Gメン”長井良至さん。 一級建築士で、数多くの欠陥住宅の原因究明やアドバイスにあたってきました。 まずは外壁の黒いシミから。(住宅Gメン 長井さん)「今回壁がカビで被害がでていまして…」 壁に見える黒いシミがすべてカビだという家主の鈴木さん。しかし、建設業者は…(鈴木さん)「汚れだっていうんですよ」業者からのメールには… 「壁の中の結露対策を万全にして施工していますので表面的な汚れ 漆喰(しっくい)の特性であると考えています。施工上の問題はないと確信しております」漆喰はこんな風に汚れるものなのか?住宅Gメン・長井さんは、壁の表面の物質を採取し専門機関に分析を依頼しました。 調査の結果、カビが検出されました。黒い物質は、やはりカビだったのです。 古来より建物に使われてきた漆喰。なぜカビがすぐにはえたのか?壁を赤外線カメラで撮影してみると…。 広い範囲が紫色に浮かび上がりました。これは一体何を意味するのか?(住宅Gメン 長井さん)「壁の中に水分を含んでいるということですね」漆喰の下に塗られたモルタルが薄すぎてひび割れが発生し、そこから水が染みこんで抜けなくなっていたのです。 この建物の場合、防火性能を保つためモルタルの厚みは20ミリ以上にしなければなりませんが… (住宅Gメン 長井さん)「13ミリ。厚さ不足です。防火性能がないことと、カビの原因となっています。(壁の)中への水分の透湿ですね」 床下や梁(はり)の調査でも欠陥が… 次は床下を調べます。コンクリートの土台に空いた穴。ガス管を通すために開けたようですが、ここにも重大な問題が…。 (住宅Gメン 長井さん)「ここの穴が(施工の)後から開けられているんですけど。コンクリートの穴ですね。ガス管(を通す穴)なんですけど、鉄筋の位置を調べます」長井さんが取り出したのは、コンクリート内部の鉄筋の位置を特定する「鉄筋位置測定機」。 電磁波を使い、ミリ単位で鉄筋の位置を探していくと、またしても長井さんが不良個所を見つけました。 (住宅Gメン 長井さん)「この機械の右側の縦のラインが鉄筋の位置ですね」「ここに鉄筋があります。(鉄筋が)切れています」 建物を支える基礎部分の鉄筋が切断されていたのです。鉄筋の位置を確認せず穴を開けたのが原因といいます。欠陥はそれだけに留まりません。柱と共に屋根などを支える「梁(はり)」も… (住宅Gメン 長井さん)「(機器を)取り付けるのに、構造材の梁を切り欠いている状態ですね」乾燥機を収めるために、梁そのものを切り欠いていたのです。 (鈴木さん)「かなりえぐってますよね。ひどいなと思って」さらに、梁と柱の接合部は木が乾燥で大きく縮みゆるんでしまっています。 (住宅Gメン 長井さん)「上と下のヒビがつながってしまうと耐震性に影響がでできますね。十分木を乾燥させずに現場に搬入したと思う」「Q地震が来たら?(建物が)崩れてしまいますね」 次々に見つかる欠陥。さらに、図面を見ていた長井さんはあることに気がつきます。 「違法建築」の部屋も発覚… (住宅Gメン 長井さん)「確認申請の図面ではここの部屋はないんですね」 長井さんが見ていた3階の部屋。実は、行政に提出して建築確認を受けた図面には、3階部分が書かれていないのです。 (鈴木さん)「(確認申請)が降りてから(3階の)床を張るんだと言っていました。おかしいとは全然思わなかった。そのようなシステムで作るんだと思っていた。おかしいなと思ったのはつい最近ですよ。」 なぜこんなことが起きるのか。(住宅Gメン 長井さん)「こちらの地域は容積率が厳しくて、(施主の)希望のお部屋の広さを全部入れてしまうと容積率オーバーになるんですね。ですからこの部屋を(住宅検査の)後から作る事によって、面積の方も建築基準法上ごまかしているってことですね」 法律上、3階建てだと容積率をオーバーして違法建築となるため、2階までしかない図面で確認申請をパスし、あとから3階部分をつくっていたのです。住宅Gメン・長井さんは「違法建築」と言い切りました。 直撃取材に施工業者は… (ディレクター)「事実確認のために施工業者に話を聞いてみます」ディレクターが施工業者に確認したところ、以下の回答がありました。 (施工業者の回答)「3階建てという施主側の強い要望があり、違法と知りつつも仕方なく施工した」施工業者は違法建築を認めた上で、梁や鉄筋の欠損部分などについては責任をもって修復すると回答しました。一方、外壁のカビについては「自然現象で責任はない」と話しました。 全国で増え続ける欠陥住宅。長井さんは業界が抱える人手不足が背景にあるとします。(住宅Gメン 長井さん)「住宅業界建設業界含めて非常に人手不足でして、経験がなくても現場監督をやらしてしまうという事でこのような問題が増えていると思います」 何千万円もかけたマイホームに欠陥などあるはずがない!そう思っていた鈴木さんは、今後弁護士と相談し対策を考えるといいます。 (鈴木さん)「残念ですね。30年以上お金を貯めてやっと買った。コツコツ働いてためたお金なんで…夢ですからね住宅は」
壁のひび割れに黒カビ、基礎の鉄筋も切断され、建築基準法違反も重なったありえない欠陥住宅、その実態に迫ります。
何千万円もかけたマイホームに欠陥なんてあるはずがない。そう信じたいのはヤマヤマですが、国に寄せられる相談件数はこの20年で7倍になり、今や年間3万件を超えています。
今回、私たちが取材したのは名古屋市に住む鈴木さん(仮名)。
4年前に完成したマイホームは木造3LDKの注文住宅。
異変に気が付いたのは完成してまもなくでした。
(鈴木さん)「これです。この黒いのですよ…全部カビなんですよ」
外壁に不気味に浮かび上がる黒いシミ。最初は塗りムラかと思いましたが、わずか数ヶ月で壁一面に広がりました。
さらに、建物の骨組みにも問題が次々に見つかったのです。
(鈴木さん)「この辺りもひずんでますね(梁の)割れとかすごいですね」
建物だけで5千万円以上の注文住宅。
納得できず、調査を依頼したのが人呼んで“住宅Gメン”長井良至さん。
一級建築士で、数多くの欠陥住宅の原因究明やアドバイスにあたってきました。
まずは外壁の黒いシミから。
(住宅Gメン 長井さん)「今回壁がカビで被害がでていまして…」
壁に見える黒いシミがすべてカビだという家主の鈴木さん。しかし、建設業者は…
(鈴木さん)「汚れだっていうんですよ」
業者からのメールには…
「壁の中の結露対策を万全にして施工していますので表面的な汚れ 漆喰(しっくい)の特性であると考えています。施工上の問題はないと確信しております」
漆喰はこんな風に汚れるものなのか?
住宅Gメン・長井さんは、壁の表面の物質を採取し専門機関に分析を依頼しました。
調査の結果、カビが検出されました。黒い物質は、やはりカビだったのです。
古来より建物に使われてきた漆喰。なぜカビがすぐにはえたのか?
壁を赤外線カメラで撮影してみると…。
広い範囲が紫色に浮かび上がりました。これは一体何を意味するのか?
(住宅Gメン 長井さん)「壁の中に水分を含んでいるということですね」
漆喰の下に塗られたモルタルが薄すぎてひび割れが発生し、そこから水が染みこんで抜けなくなっていたのです。
この建物の場合、防火性能を保つためモルタルの厚みは20ミリ以上にしなければなりませんが…
(住宅Gメン 長井さん)「13ミリ。厚さ不足です。防火性能がないことと、カビの原因となっています。(壁の)中への水分の透湿ですね」
次は床下を調べます。
コンクリートの土台に空いた穴。ガス管を通すために開けたようですが、ここにも重大な問題が…。
(住宅Gメン 長井さん)「ここの穴が(施工の)後から開けられているんですけど。コンクリートの穴ですね。ガス管(を通す穴)なんですけど、鉄筋の位置を調べます」
長井さんが取り出したのは、コンクリート内部の鉄筋の位置を特定する「鉄筋位置測定機」。
電磁波を使い、ミリ単位で鉄筋の位置を探していくと、またしても長井さんが不良個所を見つけました。
(住宅Gメン 長井さん)「この機械の右側の縦のラインが鉄筋の位置ですね」「ここに鉄筋があります。(鉄筋が)切れています」
建物を支える基礎部分の鉄筋が切断されていたのです。鉄筋の位置を確認せず穴を開けたのが原因といいます。
欠陥はそれだけに留まりません。柱と共に屋根などを支える「梁(はり)」も…
(住宅Gメン 長井さん)「(機器を)取り付けるのに、構造材の梁を切り欠いている状態ですね」
乾燥機を収めるために、梁そのものを切り欠いていたのです。
(鈴木さん)「かなりえぐってますよね。ひどいなと思って」
さらに、梁と柱の接合部は木が乾燥で大きく縮みゆるんでしまっています。
(住宅Gメン 長井さん)「上と下のヒビがつながってしまうと耐震性に影響がでできますね。十分木を乾燥させずに現場に搬入したと思う」
「Q地震が来たら?(建物が)崩れてしまいますね」
次々に見つかる欠陥。
さらに、図面を見ていた長井さんはあることに気がつきます。
(住宅Gメン 長井さん)「確認申請の図面ではここの部屋はないんですね」
長井さんが見ていた3階の部屋。
実は、行政に提出して建築確認を受けた図面には、3階部分が書かれていないのです。
(鈴木さん)「(確認申請)が降りてから(3階の)床を張るんだと言っていました。おかしいとは全然思わなかった。そのようなシステムで作るんだと思っていた。おかしいなと思ったのはつい最近ですよ。」
なぜこんなことが起きるのか。
(住宅Gメン 長井さん)「こちらの地域は容積率が厳しくて、(施主の)希望のお部屋の広さを全部入れてしまうと容積率オーバーになるんですね。ですからこの部屋を(住宅検査の)後から作る事によって、面積の方も建築基準法上ごまかしているってことですね」
法律上、3階建てだと容積率をオーバーして違法建築となるため、2階までしかない図面で確認申請をパスし、あとから3階部分をつくっていたのです。
住宅Gメン・長井さんは「違法建築」と言い切りました。
(ディレクター)「事実確認のために施工業者に話を聞いてみます」
ディレクターが施工業者に確認したところ、以下の回答がありました。
(施工業者の回答)「3階建てという施主側の強い要望があり、違法と知りつつも仕方なく施工した」
施工業者は違法建築を認めた上で、梁や鉄筋の欠損部分などについては責任をもって修復すると回答しました。
一方、外壁のカビについては「自然現象で責任はない」と話しました。
全国で増え続ける欠陥住宅。長井さんは業界が抱える人手不足が背景にあるとします。
(住宅Gメン 長井さん)「住宅業界建設業界含めて非常に人手不足でして、経験がなくても現場監督をやらしてしまうという事でこのような問題が増えていると思います」
何千万円もかけたマイホームに欠陥などあるはずがない!
(鈴木さん)「残念ですね。30年以上お金を貯めてやっと買った。コツコツ働いてためたお金なんで…夢ですからね住宅は」