ビッグモーターによる保険金の不正請求事件が波紋を広げる中、東海地方の店舗の元店長が日常的なパワハラなど会社の実態について語りました。
「LINEなどで『降格しろ』とか『店長やる資格がない』とか、常にありました」(元店長) こう語るのは、東海地方にある「ビッグモーター」で店長をしていた男性。 男性は、7年前までビッグモーターに勤務していました。 勤務当時、LINEなどで日常的に暴言も受けていたといいますが―― 「ただ勤めている中でそれが当たり前になっている部分があった。自分たちもそれが悪いことだと認識せず仕事をしていました。自分も家族がいるので、家族がそれを見た時に『こんなこと言われる会社なんだね』というところがあったので、自分がこの会社に対して 100%誇りを持てないというところが、正直ありましたね」(元店長) 売り上げ目標を達成できないなどの場合、店長らから「罰金」を徴収することもあったといいます。 「名前が書かれていて、『〇〇いくら罰金』というメールが送られてきて、店長会議で徴収するというメールがきて、店長陣はその会議にお金を持って出席する。会議が始まる前に罰金を1人ずつ徴収させられて、その中で優秀者が前に呼ばれて、お金をその場で受け取る形です。店長がいる中、当然そこにも社長がいました」(元店長)
また、保険金の不正請求について、25日行われた会見で兼重・前社長は、会社ぐるみの関与を否定しましたが―― 「非常に不可解だったし、納得がいかない部分はあります。今回の件に関しても、いち板金工場がそんなことをできるとは思えない。当然社長としても認知していたのではないかと思っています。もうちょっと本音で、非は非として認めてほしかった」(元店長) (7月27日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)