事情聴取中の警察官に飼い犬を投げつけたとして、兵庫県警兵庫署は25日、神戸市兵庫区、無職の男(55)を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。
発表では、男は25日午後7時35分頃、同区のペットサロンで、同署地域3課の男性署員(38)に、飼い犬(体長約60センチ)を抱えて投げつけて職務の執行を妨害した疑い。署員、犬ともにけがはなかった。「投げつけていない」と否認しているという。
同署によると、通行人が25日夕、リード付きで街中をうろつく犬を発見。飼い主が見当たらなかったため、近くのペットサロンに連れて行った。店員から通報を受けた署員が過去に数回保護したことのある犬だと気付き、飼い主に連絡した。
男は「勝手に逃げ出した」などと事情を説明したが、過去にもあったことから署員が注意を促すと、「じゃあ、お前が飼え」などとどなり、投げつけたという。
犬は「証拠品」として、同署で当面飼育するという。