立ち飲みで一人ゼロ次会して、一次会、二次会で飲みに飲んで、しめはカラオケボックスで歌って踊る。若かりし頃は「これぞ酒飲みのゴールデンコース」と信じて疑わず、毎度のようにこんなことを繰り返していた。しかし飲酒後のカラオケは、思ってもいなかった喉への3大リスクがあるのだそう。
1つ目は「地声より高いキーで歌う」こと。これはかなり声帯を酷使していることになる。2つ目は「ふりつけしながら歌う」こと。運動が加わることで呼吸量が増え、さらには飲酒による脱水作用により、声帯にはダブルパンチとなる。ラスト3つ目は「大声での会話」。大音量の中での会話は嫌でも大声で話す。この際、大概の人は口呼吸となり、それがまた喉の乾燥を助長する。
酒飲みなら誰しも経験があると思うが、ゴールデンコースの翌朝はハスキーボイスになっていることがほとんど。すぐに治る場合はいいのだが、症状が一か月以上続く場合は耳鼻咽喉科で内視鏡検査をしたほうが良いという。ひどい場合、声帯結節というタコのようなものが声帯にできている可能性もあるからだ。私もかつて喉の痛みがひどく、ゴールデンコースの翌日、ドクターに診てもらったことがある。内視鏡で診てもらったところ、声帯結節こそなかったが喉を酷使したことにより真っ赤に腫れていた。以来、元々の声以上にハスキーボイスに磨きがかかったような気がする。
そうそう、泥酔してカラオケボックスに行く際はくれぐれもご注意を。海馬が麻痺し、短期記憶機能が衰えると、トイレなどで部屋を出た後、部屋にもどれなくなることがあるからだ。はい、私はカラオケボックス内で迷子になりました。しかもわりと最近。見かねた店員の方が、友人らが待つ部屋に連れていってくれたっけ(恥)。
思った以上に喉にも脳にも(?)負担がかかる飲酒後のカラオケ。帰り道の鼻歌ぐらいでガマンするのが喉には良さそうだ。