野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で日本代表「侍ジャパン」の一員として活躍したラーズ・ヌートバー選手(米カージナルス)に、宮崎県が宮崎牛を贈った。
同選手は事前にあった宮崎キャンプに参加しておらず、県は宮崎の食を堪能してほしいと贈呈を企画。侍ジャパンの公式インスタグラムには本人が笑顔で食べる様子の写真などが掲載されている。
ヌートバー選手は侍ジャパン初の日系人選手として招集され、3月に行われたWBCでの優勝に貢献した。県によると、贈ったのはサーロインの5キロで、6月に本人のもとに届いた。侍ジャパンのインスタグラムには食べる様子の写真のほか、ヌートバー選手が宮崎牛をチームメートとおいしく味わったことを伝える文章も添えられている。
県はWBCの開幕前の2月に宮崎市で行われたキャンプに参加できなかったほかのメジャーリーガーらにも、調整がついた選手から順に宮崎牛を発送している。河野知事は4日の定例記者会見で「感謝の思いを届けたかった」と語った。